何かを生み出すことには、それがどんなものであったにしろ責任がともなう。
それは生命ではないのかもしれない。
それはただの妄想や空想なのかもしれない。
けれど、それらは貴方が生み出した時点で、貴方に責任があるのだ。
この物語は、あらゆるものを創作するジスカルドというクリエイターと、
彼を尊敬し、そこに集った人達の物語だ。
そしてジスカルドの現実を超えた自殺の物語でもある。
ジスカルド。
彼が生み出した無数のキャラクターたちは
彼を守ろうとしたし、同時に殺そうともした。
ゲームの世界のキャラクターなので、派手なバトルシーンや
特殊な能力を駆使したりもする。
けれど私にとっては
そんなこと
どうでもよかったのだ。
ジスカルドを尊敬する、語り手:デイジーや9000、イリヤがどうなろうとどんな判断をしようと、本当にどうでもよかったのだ。
ジスカルドは自分勝手だ。
自分の作ったものを、愛してくれる人たちがいる。
(でもその事実は死にたい気持ちを抑制はするが、本質的には作用しない)
自分以外の誰かを巻き込み、心配させ、自分の作り出したキャラクターさえ困惑させる。
何かを生み出すことには責任がともなう、と最初に書いた。
自殺もそうだ。
自分の死の責任は、自分で負わなくてはならないと私は思う。
だから、責任を放棄し死に傾いた彼を、私は酷く自分勝手だと思う。
誰か―それは自分で作り上げた現実に存在しないキャラクターだ―に殺してもらうことで
責任を放棄した彼を、酷く傲慢だと思う。
―――でも。
ただ、羨ましいと思った。
思ってしまったのも事実だ。
ジスカルドを。
自分の作ったものに生かされ。
殺される彼を。
自ら作り上げた世界に、殺される彼を。
もう一度は読みたくない。
だって、私は「生きたい」という気持ちを担うデイジーではなく
「死にたい」と想うジスカルドに
同調してしまうのだもの。
それは生命ではないのかもしれない。
それはただの妄想や空想なのかもしれない。
けれど、それらは貴方が生み出した時点で、貴方に責任があるのだ。
この物語は、あらゆるものを創作するジスカルドというクリエイターと、
彼を尊敬し、そこに集った人達の物語だ。
そしてジスカルドの現実を超えた自殺の物語でもある。
ジスカルド。
彼が生み出した無数のキャラクターたちは
彼を守ろうとしたし、同時に殺そうともした。
ゲームの世界のキャラクターなので、派手なバトルシーンや
特殊な能力を駆使したりもする。
けれど私にとっては
そんなこと
どうでもよかったのだ。
ジスカルドを尊敬する、語り手:デイジーや9000、イリヤがどうなろうとどんな判断をしようと、本当にどうでもよかったのだ。
ジスカルドは自分勝手だ。
自分の作ったものを、愛してくれる人たちがいる。
(でもその事実は死にたい気持ちを抑制はするが、本質的には作用しない)
自分以外の誰かを巻き込み、心配させ、自分の作り出したキャラクターさえ困惑させる。
何かを生み出すことには責任がともなう、と最初に書いた。
自殺もそうだ。
自分の死の責任は、自分で負わなくてはならないと私は思う。
だから、責任を放棄し死に傾いた彼を、私は酷く自分勝手だと思う。
誰か―それは自分で作り上げた現実に存在しないキャラクターだ―に殺してもらうことで
責任を放棄した彼を、酷く傲慢だと思う。
―――でも。
ただ、羨ましいと思った。
思ってしまったのも事実だ。
ジスカルドを。
自分の作ったものに生かされ。
殺される彼を。
自ら作り上げた世界に、殺される彼を。
もう一度は読みたくない。
だって、私は「生きたい」という気持ちを担うデイジーではなく
「死にたい」と想うジスカルドに
同調してしまうのだもの。