騎士団長の名前は「さやわか」という。「さわやか」と呼ばれても返事をするが、本当は間違いなので正しく覚えるべきである。正しく呼ぶと、うれしそうにする。

最低一文字以上。書き方は一切問わない。取り上げることが可能なのは書籍、雑誌、ウェブサイト、イベントや店頭販促物を含む星海社のすべての活動。つまり、小説でもマンガでもマルチメディアでもいいし、編集部ブログの記事でもいい。ほかの人が書いたレビューに対するレビューだって構わない。同じ作品について何度もレビューを書いたっていいし、一度にいくつ投稿してもいい。そして、その作品を読んで自分が何を考えたか、作者が考えていることは何なのか、社会にとって必要な作品かどうかなどについて、書いてあっても書かなくても構わない。

「じゃあレビューって何なの？　何を書けばいいの？」ということを知りたい人もいるだろうが、それは投稿された内容に解説を加えながら明らかにしていくので、とにかくありとあらゆるものについて、おそれず投稿すべし。

プレイヤーが投稿したレビューのうち掲載されたものは金、銀、銅、鉄の4段階で評価され、それぞれ5点、3点、1点、0点が加点される。

• +5点
• +3点
• +1点
• +0点

プレイヤーには点数に応じて、以下の称号と特典が与えられる。

1点	Novice（初心者）となる。tugeneko画伯描き下ろしポストカードが与えられる。
5点	Initiate（志願者）となる。画神・竹による描き下ろしイラストを使用した、特製ラバーコースターが与えられる。
10点	Adept（熟練者）となる。希望する星海社の刊行物が1つ与えられる。
20点	Warrior（武者）となる。希望する星海社の刊行物が2つ与えられる。
30点	Knight（騎士）となる。1カ月分の星海社の刊行物がすべて与えられる。サイン本などファングッズに相当するモノが与えられる。
45点	Lord（君主）となる。3カ月分の星海社の刊行物がすべて与えられる。また、騎士団長より名誉ある「二つ名」が授けられる。

さらに、1シーズン中に金を3つ取るとMaster Lordとなる。
プロのレビュアーとして、星海社から署名原稿のご執筆をご依頼します。
もしご執筆いただけた場合、規定の原稿料をお支払いします。

採点はレビュアー騎士団の団長であるさやわかが単独で行う。採点にあたって、レビューの内容が作品に対して好意的であるかどうかは問わない。優れたレビューは必ず掲載し、高い得点を与える（さやわか保証）。

以下の三つの要素を持っているものを、優れたレビューとして評価する。

1. 愛情

レビューの対象作品、ひいては他作品や文化ジャンルにまで深い敬意と愛情を注いでいることが文章から読み取れること。

2. 論理性

自分がなぜそのように作品を読んだのかについて、または前述の「愛情」について、論理的に整合性のある説明ができていること。

3. 発展性

レビューの対象作品、ひいては他作品や文化ジャンルの将来に対して、または作品を読む読者に対して、発展的な提案や展望が提示されていること。

上にあるものほど重要で、例えば「論理性」があっても「愛情」がなければ掲載や得点ができないことがある。三つの要素をすべて満たすと、例外なく最高得点である「金」が与えられる。

騎士號争奪戦のゲームボードは、かつて十二の場に分かれていたが、現在では全六場に収斂したようである。約一ヶ月周期で次の場へと移行し、各プレイヤーの投稿したレビューが紹介される。次の条件が満たされるとゲームボードの臨界負荷に達し、騎士號争奪戦の終了が起こる。

1. 全六場が完了する

2. 三人以上が“騎士”の称号を持つ状態になる

騎士號争奪戦が終了すると総得点集計が行われた上でステージリセットが発動し、全プレイヤーは称号を失い累積点数がゼロになった上で第一場へ回帰する。