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レビュアー「まななみ」のレビュー

銅

ひぐらしのなく頃に礼 賽殺し編

変えたいこと、変わらないもの

レビュアー:まななみ Novice

もしも過去に戻れてやり直すことができたら。
そんなこと、誰でも思うのではないでしょうか?
けれど実際、過去に戻れたとしても、今も愛しい世界だったら、貴方はどちらをとるのか。
もう一つの世界には既に、「平和」という梨花がずっと求めてきた結果があります。
最初からある仲間の幸せ、
自分の家族が生きている。
なにより、あの惨劇が起こらない。
どれもが梨花にとっての幸福である。
けれど、
もといた世界は
沢山積み重ねてきたものがある。
それは結果だけの世界よりも
過酷で辛いものだったけれど、
大好きな仲間達とのり越えてきた世界。
貴方だったらどちらをとりますか?
本当の幸せはどちらにあるのか。
そんなことを考えさせられる一冊でした。

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2013.04.30

銅

ひぐらしのなく頃に解罪滅し編下

平凡な日々が幸せに

レビュアー:まななみ Novice

自分が今まで書いた皆殺し編、祭囃し編から少し戻った所にある罪滅し編。
今までのを見るとやはり、自分で言うのもなんですが、ひぐらしのなく頃にが好きなんだな、と思います。
重なる部分と、比べる部分と、憧れる部分。沢山の思いが詰まっています。
今日は重なる部分がある、罪滅し編について書きたいと思います。
この物語は竜宮レナという一人の少女が中心に広がっていきます。
彼女はただただ、平穏な日々を望んでいた。今、私達の中の大半は「つまらない」と思ってしまう平穏・・・平凡な日々を。
けれど、沢山の経験をしたら分かると思います。どれだけ平凡な日々が幸せか。ただ、彼女は平凡な日々の取り戻そうとした。そのやり方を間違えてしまった・・・。大きな事件は些細なことでも起こってしまう。それがただの一言でも。
そんな描写もいつしかの話にありました。
これもきっとそうだった。
その解決のために、レナと圭一が戦い、涙し、理解しあい・・・、そして来世は・・・。
平穏、平凡の素晴らしさを教えてくれる一冊です。

最前線で『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』を読む

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2012.06.08

銅

ひぐらしのなく頃に祭囃し編(上)

結末に近づいて

レビュアー:まななみ Novice

「ひぐらしのなく頃に」、もう終わりが近づいていると思うと、少し残念な気持ちになってしまいます。
けれど、同時に喜びがあります。
「ひぐらしのなく頃に」の後半の主人公、
古手梨花の結末、昭和58年の先の世界、奇跡が起こせたか。
この三つがとても気になるところです。
「皆殺し編」で学んだことをいかし、
どんな結末に至っても、
私はこのシリーズの作品を通して「強さ」を学びました。
梨花がどんなことを学んだのか、
この目で確かめてほしいです。
そして、読む人全員も、何を学べたか、
考えてみてほしくなる一作品です。

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2012.04.23


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