このお話はあやふやです。悪い意味としてのあやふやではなく、読者の解釈次第ということです。「いる」かもしれないし、「いない」かもしれない。本当に読者の解釈次第なのです。こういった解釈次第というのは色々とあって例えば都市伝説なんかもそうですが、他にもかごめかごめや童歌なんかも解釈次第ではゾッとする内容になります。ハッキリとした答えがないので非常にあやふやで余計によく分らない恐怖心がかき立てられます。これでどちらかハッキリした答えがあるとその型に嵌ってしまい面白さが半減してしまう可能性が有るのではないかと思います。ですが、フェノメノは読者次第なので読者同士で「いる」か「いない」かを話すのも楽しみの一つなのでは?
最前線で『フェノメノ』を読む
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