レビュアー騎士団を見ている人なら、作品に触れた事がなくても『Fate』という名前に見覚えはあるんじゃなかろうか。
僕は学生の時の友人が、ゲームにハマっていたのをぼんやり憶えている。
当時の僕はとても天邪鬼な性格で、友人に薦められたもののついぞ手にする事は無かったのだけど、それ以来何年も『Fate』の名を目にする機会があって気になってはいた。
でも今更、ゲームをやるだけの時間はとれないし...と、そこで出逢ったのがFate/zeroだった。
この本はzeroの名の通りFateより過去の独立した時間の物語であり、単体で楽しめるという友人の薦めも受けて読んでみる事にした。
プロローグを読みはじめて、それぞれ背負うものを持つ、各登場人物達が現れる。
そして物語の軸となり、彼らが死力を尽くして戦う事になるであろう聖杯戦争について語られていく。
近代ものでありながら中世の剣と魔法の世界のような空気を持つ独特な世界感。
とても荘厳で重い物語だな、と序章を読みおえての感想はそんな所だった。
そして1章を読みはじめる。
えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
けっこう雰囲気が変わるのでビックリする。
この驚きは是非手にとって確認してもらいたい。
聖杯戦争では7つのペアが戦うという性質上、物語の登場人物はかなり多い。
その為この1巻では直接的な戦闘はほとんど行われないし、世界観や人物紹介を軸にしながらお互いを探っていく様が描かれている。
では戦端の開かれる次巻まで、耐えて読まねばならないのかというとそうではない。
さっき書いた驚きものそうだけど、物語の導入にしては出来すぎているくらいに起伏に富んでいる。
この1巻はFate/zeroというシリーズがどんな物語になっていくのかを読者に期待させるだけの面白さを持っている。
そしてFate/zeroというシリーズは、Fateという作品に興味を持たせるだけの強い引力を持っている。
そう僕は確信する。
最後に読みおわって疑問に思った事がある。
この折り返しに書かれている肌の青い女性は誰だろう?
この作品を通しての難点として、キャラクターの容姿に対する言及が極めて少ないというのがある。
話しの性質上、本筋に関わってくる登場人物は非常に多い。
その上で説明的にならないようにという事を考えると仕方がないのかもしれない。
だが描かれているキャラクターまで誰だか分からないのは少し残念である。
これがシリーズ初見読者の壁かなぁと思ったが、そこは心配しなくていい。
そんな小説から入った読者の為に最前線には最適なページがある。
ここだ『Fate/Zero 1 第四次聖杯戦争秘話(link:http://sai-zen-sen.jp/sa/fate-zero/about/vol01.html)』
シリーズ1冊毎に特設ページがあり、その巻の段階での登場人物についてはキャラクターイラストが掲載されているのだ。
ページ自体は出来れば本編読了後に読んで欲しい所だが、これがあればキャラクターのビジュアルも補完してくれるので完璧である。
さぁ、もう君がFate/zeroを読まない理由はない。
僕は学生の時の友人が、ゲームにハマっていたのをぼんやり憶えている。
当時の僕はとても天邪鬼な性格で、友人に薦められたもののついぞ手にする事は無かったのだけど、それ以来何年も『Fate』の名を目にする機会があって気になってはいた。
でも今更、ゲームをやるだけの時間はとれないし...と、そこで出逢ったのがFate/zeroだった。
この本はzeroの名の通りFateより過去の独立した時間の物語であり、単体で楽しめるという友人の薦めも受けて読んでみる事にした。
プロローグを読みはじめて、それぞれ背負うものを持つ、各登場人物達が現れる。
そして物語の軸となり、彼らが死力を尽くして戦う事になるであろう聖杯戦争について語られていく。
近代ものでありながら中世の剣と魔法の世界のような空気を持つ独特な世界感。
とても荘厳で重い物語だな、と序章を読みおえての感想はそんな所だった。
そして1章を読みはじめる。
えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
けっこう雰囲気が変わるのでビックリする。
この驚きは是非手にとって確認してもらいたい。
聖杯戦争では7つのペアが戦うという性質上、物語の登場人物はかなり多い。
その為この1巻では直接的な戦闘はほとんど行われないし、世界観や人物紹介を軸にしながらお互いを探っていく様が描かれている。
では戦端の開かれる次巻まで、耐えて読まねばならないのかというとそうではない。
さっき書いた驚きものそうだけど、物語の導入にしては出来すぎているくらいに起伏に富んでいる。
この1巻はFate/zeroというシリーズがどんな物語になっていくのかを読者に期待させるだけの面白さを持っている。
そしてFate/zeroというシリーズは、Fateという作品に興味を持たせるだけの強い引力を持っている。
そう僕は確信する。
最後に読みおわって疑問に思った事がある。
この折り返しに書かれている肌の青い女性は誰だろう?
この作品を通しての難点として、キャラクターの容姿に対する言及が極めて少ないというのがある。
話しの性質上、本筋に関わってくる登場人物は非常に多い。
その上で説明的にならないようにという事を考えると仕方がないのかもしれない。
だが描かれているキャラクターまで誰だか分からないのは少し残念である。
これがシリーズ初見読者の壁かなぁと思ったが、そこは心配しなくていい。
そんな小説から入った読者の為に最前線には最適なページがある。
ここだ『Fate/Zero 1 第四次聖杯戦争秘話(link:http://sai-zen-sen.jp/sa/fate-zero/about/vol01.html)』
シリーズ1冊毎に特設ページがあり、その巻の段階での登場人物についてはキャラクターイラストが掲載されているのだ。
ページ自体は出来れば本編読了後に読んで欲しい所だが、これがあればキャラクターのビジュアルも補完してくれるので完璧である。
さぁ、もう君がFate/zeroを読まない理由はない。