星海社単行本の造本
あなたとつながる青い糸
レビュアー:Thunderbolt侍
星海社の造本に対するこだわりに好感を持っている。特にB6サイズ単行本は紙質、斤量書体すべてがお気に入りだ。過去資産との統一にとらわれない新興出版社らしいモダンな仕様にまとまっていると感じた。一言で言えば「上質で読みやすい」(天アンカットだけがちょっと残念。「高級感あふれる」かなぁ?)。
目を引くブルーのスピンも良い。
本体の約1.4倍という長さも適切だと思う(ちなみに文庫本のスピンはちょうど根元と尖端部でロゴの切れ目がつながるようになっていて、高級ブランドのモノグラムキャンバスっぽい)。
そしてこのスピン、太さと材質がかなり変っている。一般的なスピンは幅2mm前後の柔らかいレーヨン製なのだが、星海社書籍のスピンは幅6mmと極太な上、素材も化学繊維のように見える。レーヨンと比べてやや硬めのため、栞として使う際、少々天から飛び出して(余って)しまうことが多い。ようは、大変目立つスピンなのだ。
電車やカフェなどで読書しているとき、向かいで同じように読書している人の本からこの青いスピンが飛び出しているのを見ると、ちょっとうれしくなる。今どきはみんなきちんとブックカバーをかけているので何を読んでいるのか分からないけれど、星海社の本を読んでいるということは分かる。星海社の本を選ぶ人は、おそらくきっと、けっこうな本好きだ。あなたも”そう”なんですね。
先日、上野駅構内のカフェでそういう人を見かけた。読んでいるのはなんだろう「マージナル・オペレーション」第二巻かな?
P.S.
新書にもスピン付けませんか?
目を引くブルーのスピンも良い。
本体の約1.4倍という長さも適切だと思う(ちなみに文庫本のスピンはちょうど根元と尖端部でロゴの切れ目がつながるようになっていて、高級ブランドのモノグラムキャンバスっぽい)。
そしてこのスピン、太さと材質がかなり変っている。一般的なスピンは幅2mm前後の柔らかいレーヨン製なのだが、星海社書籍のスピンは幅6mmと極太な上、素材も化学繊維のように見える。レーヨンと比べてやや硬めのため、栞として使う際、少々天から飛び出して(余って)しまうことが多い。ようは、大変目立つスピンなのだ。
電車やカフェなどで読書しているとき、向かいで同じように読書している人の本からこの青いスピンが飛び出しているのを見ると、ちょっとうれしくなる。今どきはみんなきちんとブックカバーをかけているので何を読んでいるのか分からないけれど、星海社の本を読んでいるということは分かる。星海社の本を選ぶ人は、おそらくきっと、けっこうな本好きだ。あなたも”そう”なんですね。
先日、上野駅構内のカフェでそういう人を見かけた。読んでいるのはなんだろう「マージナル・オペレーション」第二巻かな?
P.S.
新書にもスピン付けませんか?