Fate/Zero
ウェイバーとライダーが好きなんです。
レビュアー:ゲッテル
人間ってこういう生き物なんだよ、と云う事を的確に示した究極作品だと感じた。
卑怯上等、自分の為なら他人がどうなろうと知ったことではない、女の嫉妬の恐ろしさ、興味への欲望、自分以外は全て雑種、一瞬の裏切り、追求心による残虐行為、報われない想い・・・・読んでて大丈夫なのだろうかこれ、と本気で恐ろしかった。
けど、やっぱりこれが世界なんだろうなと納得もした。
皆がおキレイな生き方をしているわけでも、恵まれているわけでも、幸せだと想っているわけでなく、生きて自分が納得したいがために他人を蹴落とし、裏切り、最終的には殺してまで自分を確立させようとする。
そして結局聖杯は絶望を与えてしまうという、皮肉に満ちた世界。
怖いけど、ワクワクしてしまった。次はどんな闇があるのかと期待もしてしまった。辛いのは自分だけではないんだと、変な安心感も持ちかけてしまった。
そんな真っ暗な中で唯一の救いだったのが、ウェイバーの成長だった。ライダーという永遠の師であり友情に恵まれ、本当の意味で心の強さを手に入れることが出来た少年。
『それは出来ない。ボクは生きろと命じられた。』
『もう彼は孤独ではない。』本当に何回読んでも涙が出る。
絶望だけじゃなく、こういった小さくても大きな希望も、世界には沢山ある、だから辛くても人は生きていけるということを全章を通して教えて貰った。
Fate/Zeroは、私の生き方のバイブルになった。
卑怯上等、自分の為なら他人がどうなろうと知ったことではない、女の嫉妬の恐ろしさ、興味への欲望、自分以外は全て雑種、一瞬の裏切り、追求心による残虐行為、報われない想い・・・・読んでて大丈夫なのだろうかこれ、と本気で恐ろしかった。
けど、やっぱりこれが世界なんだろうなと納得もした。
皆がおキレイな生き方をしているわけでも、恵まれているわけでも、幸せだと想っているわけでなく、生きて自分が納得したいがために他人を蹴落とし、裏切り、最終的には殺してまで自分を確立させようとする。
そして結局聖杯は絶望を与えてしまうという、皮肉に満ちた世界。
怖いけど、ワクワクしてしまった。次はどんな闇があるのかと期待もしてしまった。辛いのは自分だけではないんだと、変な安心感も持ちかけてしまった。
そんな真っ暗な中で唯一の救いだったのが、ウェイバーの成長だった。ライダーという永遠の師であり友情に恵まれ、本当の意味で心の強さを手に入れることが出来た少年。
『それは出来ない。ボクは生きろと命じられた。』
『もう彼は孤独ではない。』本当に何回読んでも涙が出る。
絶望だけじゃなく、こういった小さくても大きな希望も、世界には沢山ある、だから辛くても人は生きていけるということを全章を通して教えて貰った。
Fate/Zeroは、私の生き方のバイブルになった。