ここから本文です。

読者レビュー

銅

星海社朗読館銀河鉄道の夜

完成されたカタチ

レビュアー:akaya Novice

まずは星海社さんに感謝を。

CD+BOOKが届きました。CDだけでもBOOKだけでもなくCD+BOOKが届きました。それらを収めた星空をイメージさせる装丁に竹さんのイラストが映えます。内容はUstreamで満月の夜に配信されたそれです。

でも手に取るカタチになると格別の良さがあります。紙に印刷することで竹さんの独特の色使いがはっきりと感じられるし、CD音源になったことで通信ラグに悩まされることもありません。CDとBOOKを収めているパッケージ、第9章「ジョバンニの切符」を記したブックレット、そしてCDレーベル面までイラストが統一感を与えています。

届いてまずはじめにしたことはCDをリッピングすること。CDを回転させるとローディング音が鳴るし傷が付くかもしれません。そんなことは避けたい。MP3なんて欠けた音ではなくもちろん無圧縮方式で。坂本真綾さんの声をしっかりと聴きたいし、ポータブルプレイヤーで雑踏に飛び出て聴くようなものではないですから。

『銀河鉄道の夜』が収録された文庫本は持ってました。
でもこの朗読を聴くときは竹さんのイラストを眺めながら。夜の静かな時間帯にお気に入りの飲み物をお供に、星猫コースターに乗せて。恥ずかしくもその権利が私にはあるから。きっと落ち着いてすごせる時間になります。

私はUstreamで観たときにTwitterで「DVD化の予定はないのでしょうか?」と尋ねました。その予定はなかったようですが、それ以上のものを完成させてくれました。改めて星海社さんに感謝を。来月も楽しみにしています。

それはそうと星猫のマグカップはまだでしょうかね?

2011.08.17

のぞみ
ふつおた!?(笑)
さやわか
ふつおたじゃない! レビューです! 大丈夫、ちゃんとレビューになってますぞおお!
のぞみ
でも、真綾さんの朗読CD、竹さんのイラスト、そして星海社を大切にしてくださっていること、満喫してくださっていることが伝わってきて、とてもほっこりとした気持ちになりました。特に最後の一文に全てが集約されているように感じましたよ!
さやわか
たしかに、満月朗読館という作品、そして坂本真綾さんや星海社に対してほとんど親しみある敬意とでもいうような愛情を感じて、とても好感が持てます。わりと星海社そのものか、それを知っている人に向けて書かれたニュアンスが強いので、広い読み手のために言葉を補っていない部分があります。だから「銅」なのですが、この暖かみを感じる書き方は、わからない人にも共感を誘うような、いいものだと思います!

本文はここまでです。