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読者レビュー

銅

ブレイク君コア

受け入れる、ということ

レビュアー:大和 Novice

主人公は恋をする。だがヒロインの肉体では人格の入れ替わりが起きていて、本来とは違う魂が入っていた。主人公は「入れ替わった状態」のヒロインが理想。でもこの小説は主人公の理想を守ろうとはしない。それでいい、と僕は思う。恋をした時、僕らはしばしば、相手がまるで自分の理想そのものであるかのように思ってしまう。そんな時、大抵は願望を投影してるだけで、相手と真っすぐに向き合えていない。都合のいい願望を手放し、ありのままの相手を受け入れる。その大切さを謳うブレイク君コアのエンディングは、とても誠実で美しい。

2011.08.04

のぞみ
うんうん(*・ω・)(*-ω-)良いですね~。あぁ~読みたい! 気になる~! って思いました!
さやわか
姫の高評価! しかしその気持ち! わかりますぞー! ということで、このレビューは「銅」にいたしましょう。
のぞみ
「恋があるよ」「入れ替わるよ」ってポイント押さえてあって、言葉一つ一つが難しすぎなくて、読みやすいなぁ~って思いました。
さやわか
僕もこのレビューはよくまとまっていると思います。「銀」にしなかったのは、3~4行目がわずかに端折りすぎなのですよね。作品を読んだ人なら意味がわかるのですが……。この部分、やっぱり250字で説明するのはすごく難しいのでしょうな。それでもここまでスッキリ読めるようにした大和さんは頑張ったと思います。この形を広げていって1.5倍くらい文字数があったらもっといいレビューだったかもしれませんな!

本文はここまでです。