金の瞳と鉄の剣
二人の関係性こそファンタジー
レビュアー:zonby
ファンタジーは苦手だ。
だが私がこの物語を読み通すことができたのは、主人公二人の関係性が非常に興味深かったからである。
タウとキア。
片や世慣れた傭兵と、片や世間知らずの魔法使い。タウは当たり前の世界を知っているからこそ、新たな地平を垣間見せるキアに惹かれ鉄の剣を振るう。キアは反対に人知を超越しているからこそ、何より人間らしくまた自分を人間として扱うタウの為に、己が瞳を金に染める。
敵をなぎ倒して得るカタルシスにはもうお腹いっぱい。
二人が何を得て何を互いに感じてゆくのか、それが本書の見所なのである
だが私がこの物語を読み通すことができたのは、主人公二人の関係性が非常に興味深かったからである。
タウとキア。
片や世慣れた傭兵と、片や世間知らずの魔法使い。タウは当たり前の世界を知っているからこそ、新たな地平を垣間見せるキアに惹かれ鉄の剣を振るう。キアは反対に人知を超越しているからこそ、何より人間らしくまた自分を人間として扱うタウの為に、己が瞳を金に染める。
敵をなぎ倒して得るカタルシスにはもうお腹いっぱい。
二人が何を得て何を互いに感じてゆくのか、それが本書の見所なのである