「大日本サムライガール6」
政治 meets アイドル 出会いこそ人生の宝探しだね
レビュアー:オペラに吠えろ。
右翼を標榜する女子高生・神楽日毬が政治の頂点に上り詰めるためにアイドルになるさまを描いた「大日本サムライガール」シリーズ最大の魅力は「政治」と「アイドル」という一見、相反する要素が共存しているところだ。
第6巻はそのミスマッチが最大限に生かされた構成になっている。前半は政策について話し合う「政治」パート、後半は主人公たちの日常生活にスポットを当てた「アイドル」パートになっているのだ。
このように「政治」と「アイドル」がシームレスにつながっているのを目の当たりにすると、この二つの要素が対極の存在ではないことに気付かされる。「政治」には「アイドル」のノウハウが生かせるし、その逆もまた然りなのだ。
「政治」と「アイドル」の組み合わせというだけで抵抗のある方もいるだろう。だが世の中には、メロンと生ハムのように、似つかわしくないものを食べ合わせると、お互いを高め合うという例もある。
第6巻はそのミスマッチが最大限に生かされた構成になっている。前半は政策について話し合う「政治」パート、後半は主人公たちの日常生活にスポットを当てた「アイドル」パートになっているのだ。
このように「政治」と「アイドル」がシームレスにつながっているのを目の当たりにすると、この二つの要素が対極の存在ではないことに気付かされる。「政治」には「アイドル」のノウハウが生かせるし、その逆もまた然りなのだ。
「政治」と「アイドル」の組み合わせというだけで抵抗のある方もいるだろう。だが世の中には、メロンと生ハムのように、似つかわしくないものを食べ合わせると、お互いを高め合うという例もある。