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読者レビュー

銅

マフィアの日

あら、いい男

レビュアー:ジョッキ生 Knight

なんてハードボイルドだ。好きな女を追って海外に渡り、そこでひっそりと彼女を守り続ける。彼女の心が別の男にあると知ってても・・・・・・。

革ジャン、グラサン、スキンヘッドと三種の神器を揃えた。そんなマフィア・梶田を中心に描かれる、今回の『マージナル・オペレーション』外伝。切なくてなんか泣きそうだ。

だが、報われなくても奉仕し続ける。この男の生き様や良し。それでこそ漢だぜ。無愛想なくせに、子供に優しくて。他人の恋は応援できても、自分の恋は手につかない。そんな不器用さも好きだ。

惚れる。惚れてしまうなー。俺が女だったら猛烈アタックだったぜ。でも、こいつはそんなアプローチには見向きもせず、ただ彼女を見続けるんだろうなー。

何だろう。想像しただけで嫉妬してしまいそうだ。俺、男なのに。いい男ってそういうもんなのかなー。好きな女には縁がないが、見知らぬ男に好かれる。それがマフィア・梶田。なのかもしれない。

頑張れ梶田。もし、彼女を諦めたその時は、性転換した俺が慰めてやるからなー!

2014.04.22

さくら
男が惚れる漢!ってやつですわね。女にはわからない世界、シビれます!!それにしても、皮ジャン・グラサン・スキンヘッドが三種の神器だったとは初耳ですの。
さやわか
これ、すごく面白い文章だしオチも整ってると思うのですが、何かもうちょっと味付けした方がグッとすごいレビューになる気がしました。それは何だろうと思ってつらつら見ていたのですが、たぶんもうちょっとだけ具体的な作品のエピソードに寄り添ってあげるといいのではないかなと思わせるのです。言ってみれば今の内容は、「革ジャン、グラサン、スキンヘッド」はともかくとして、他のハードボイルドな内容の小説について書いた文章だと言われても通ってしまいそうではないでしょうかね。そこを、紛れもなく「マフィアの日」について書いたレビューだ!と言えるようにすると、この文章の面白さがあればそうとうイイと思うのですが、どうでしょうか。今回は「銅」にいたします!

本文はここまでです。