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読者レビュー

銅

画展 空の境界

いっちょ絵でも見に行くかー

レビュアー:ジョッキ生 Knight

今、とある画展に興味津々。それは『空の境界』の画展だー!

『空の境界』だからだろ?と言われれば、まあそれもあるんだけど、それ以外にも3つ理由があるので、それを紹介していきたい。

(1)凸版印刷が誇る最新の印刷技術「プリマグラフィ」を使用。

ぶっちゃけなんだそれ?ってくらい知識がないです。完全に初耳。でも繰り返し繰り返し言われてるうちに想像が膨らみ、自分の中で何かすげーものが見られる気がしてきてる。なんて影響されやすいんだ俺!

(2)販売される絵の最高価格は50万。

どんなもんなんだろうね。50万ですよ、50万!そんな買い物今までしたことないんで、一度でいいから見てみたい!額縁だけで10万くらいするらしいし、サイズは1200mmX630mmで結構でけー。そして総重量は15kg以上。もはや想像の域を越えている。何だかとんでもないものが俺を待ち受けている気がする!

(3)絵を買う資格のある人はクイズに答えられた人だけ。

これが一番謎だし、興味がある。出されるクイズは『ファンであるならば全問正解できるレベルの問題』とのこと。なんだろうね、どんな問題がでるんだろうね。転売対策として講じられたんだろうけど、欲しいものを得るために試練を乗り越える感じ、嫌いじゃない!

とまあ、いろいろと気になることがいっぱいなのだ。特に3つ目は面白いなー。前に、佐藤友哉さんの小説を限定数で販売した時にあったものに似てて、その時は購買者に『自分と佐藤友哉』について語らせ、作者の佐藤友哉さんが納得した人にだけ売る、というものだった。つまり、買う前に乗り越えるべき壁があるパティーン。愛ある者だけが至上の幸福を手にする。これは燃えるね!

こういう販売者と購買者が対等になる企画は素晴らしいねー。売る側にも権利があるし、資格のない人には売らないくらいの上から目線があってもいいと思うの。逆にそれくらいの方が好きな人にとっては本気を見せてやりたくなるんじゃなかろうか。てか俺なら目にもの見せてやりたくなるなー。俺の愛を思い知れーてな感じで、全力全開で挑みたくなる!だから今回の画展でもそういう猛者が現れるんじゃないだろうか。おっ、今第4の理由として、それを見に行きたいってのも生まれたぞー。

そんな『画展 空の境界』は3/20から4/1まで中野のpixiv Zingaroで開かれる。気になる人はぜひ。絵を買いたい人は気合を入れろ!

2014.03.27

さくら
作り手側だけでなく見に行く側も意気込んで挑む画展。作品と、企画そのものにも興味をもちましたわ。足を運んでみたいなと思いましたのでジョッキ生さんの勝ち♪
さやわか
姫もおっしゃってますが、企画のポイントを的確にまとめつつ、それがどんな面白さを持っているのかまとめている。これはうまいと思います。飾らない文体で書いていますが、筆者には相応の文章力がある。ということで「銅」としました!なぜ「銀」ではないかというと、これがなかなか難しい。なぜって、企画の面白さについて書いているんだけど、これは実際の展示を見ての感想というわけではないからです。ではレビューや批評というのは実際に自分の目と耳で触れたことにしか書いてはいけないのかというと、そうとも限らないので難しいわけです。しかし少なくとも言えるのは、実際の目や耳で触れた内容を書かないのであれば、レビューとして求められるものはいくぶんハードルが上がると言わざるを得ないかな、と思います。そんなわけで、ここでは「銅」!ということにさせていただきました!

本文はここまでです。