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読者レビュー

銅

エディターズダイアリー

手、指というインターフェイス

レビュアー:みさしの Novice

落合みさこさんの「今日は、女子向け! 雨の日に家でできること。*」を読んだ。

もう自分らの年代だとネイルアートに否定的な意見をいう人も少なくない。
自分自身、ネイルアートの説明をされてもわからないだろう。

しかし、中堅の男性などでもペン、時計、名刺ケースなど手にかかわるものにこだわりをもつ方は少なくない。
そんななかで思うのは、「モノ」にはこだわっても「自分の指先」という大事なインターフェイスは爪垢がたまっていたり、妙に伸ばしているのに「ネイルアート」には文句をいう方々の滑稽さだ。

場に合わせた綺麗なネイルアートの女性から名刺を受け取るのとブランドものの名刺入れから汚れた指先の男性から名刺を受け取るのでは大きな差がある。

この記事を読んでから、せめて綺麗なネイルアートの女性に気後れせず名刺を渡せるよう、自分の指先に汚れやささくれがないか気にしている。

*http://ji-sedai.jp/editor/blog/post_92.html

2014.01.29

さくら
人と接する時に顔と手はむき出しですからね。急所…ですわね。爪の手入れをしている淑女は自然と相手の爪も見ている気がしますわ。年齢は存じあげませんが、レビューの対象としてこの題材を選んで下さったことがなんだか嬉しく感じましたわ。ちなみに、わ…わたくしは模型を嗜むのでネイルは致しませんの!
さやわか
もっ、模型……はともかくとして、ブログに書かれたちょっとした日常の記述に近いところから、自分の姿を振り返ったという経験につながっていて、これは読者の視野を広めるものとしてはうまくできていると思います。文章的には「自分自身、ネイルアートの説明をされてもわからないだろう。」などのように、前後の文脈を想像しないとちょっとわかりにくい部分もありますが、男性側の「気づき」のようなものが素朴な形で出ていて、好感が持てます。ということでここでは「銅」にさせていただきましたぞ!

本文はここまでです。