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読者レビュー

銅

書籍

マージナルオペレーション

レビュアー:灰猫 Novice

アフタヌーン誌でコミック化されたので、アニメ化とかもっと有名になると思うのだが、この作品位面白いと言ってはいけない作品もない。以前BRという小説があったが、それに類する位面白いと言ってはいけない作品だ。
でもおもしろいのだ。これは主人公があまりにも平凡な望みを抱きながら、それが誤解され、望み叶わず運命に翻弄され、だがそれにあがなう力は持たされていた悲劇を書いていて、読んでいて目を離す事が出来ないのだ。文体、心象風景は至極シンプル。読んでいて、読み易くとても感情移入し易い。
カワイくて、献身的な女の子や女性もいっぱい出てくる。ただそれらよりも、自分の周りの人間の僅かな幸せを叶えるべく、人を殺し続けて、自分の心も失い続ける男の生き方について、小説版を読んで、追っかけてみては如何でしょうか?

中村 桜さんのツィートを見て、この機会と思い、レビューを書きたくなりました。今作品がもっと売れて、マチアソビにサイン本をもっと持って来て頂いて、あまつさえ、サイン会を開催頂ける事を祈念してやみません。芝村先生頑張って下さいねー//

2013.06.22

さくら
感情移入しやすいということはきっと灰猫さんと主人公になにか共通点を見つけたからなのかも知れませんね。ツイートを見ての初投稿ありがとうございます。うぅ…1人でも参加してくれるのなら…最終戦に向けてもっとお知らせ頑張っちゃいます!
さやわか
文章はこなれていないのですが、なぜかリズム感がいい。作品に対する愛情が伝わるよいレビューだと思います。「銅」とさせていただきましょう。「面白いと言ってはいけない作品」という言葉で読者を注目させながら、描写がシンプルであることなど的確にも含めて作品の長所もうまく伝えていると思います。このレビューを「銀」以上にするには、これらについてもう少し具体的に書いてみるといいと思います。たとえば作品の実際の文章を挙げながら、どんな点が「シンプル」なのか挙げてみるなどでしょうかね? ともあれ今回は「銅」として相応しいものだと思いますよ!

本文はここまでです。