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読者レビュー

銅

うーさーのその日暮らし

6月7日の日記から抜粋

レビュアー:ticheese Warrior

 6/7 東京は曇空。移動中に大学生の仲良しグループを見た。みな一様に明るい顔をしている。眩しい。笑い合って、お互いの肩など叩き合って、いかにも和気あいあいとしている。遠い目。可愛い女の子もいる。目の保養。たぶん隣の茶髪の男が彼氏だ。目の毒。集団で幅をとって歩いているので、急いでいてもいなくても、追い抜けない。

 帰宅後、『うーさーのその日暮らし』の更新をチェックする。
 うーさー「ヒーローとは孤独なのだ」
     「友達が出来ないんじゃない。」
     「不幸にしたくないから、作らないのだ!」

 うーさーも大学生の集団を見たのかもしれない。私と同じ時間を生きて、孤独に泣いている。明日もがんばろう、そう思えた。

2013.06.22

まいか
私もがんばろう。がんばりたい。うーさーの言葉は、いつも私を少し落ち込ませてから奮い立たせてくれます。
さやわか
日記の文体でユーモラスに書いてあり、同時に「うーさーのその日暮らし」という作品のパロディにもなっている。なかなか面白いと思います。この作品に寄せられるレビューは比較的どれもそうなのですが、作品そのものの明るさが伝わってくるようで、面白いものが多いです。このレビューは「たぶん隣の茶髪の男が彼氏だ」とか「うーさーも大学生の集団を見たのかもしれない」という、思い込みがぐいぐいと先走る感覚で書いてあるのが魅力なのですが、そのぶん、この書き方に乗り切れない人には「何言ってるのこの人」と思われてしまうかもしれません。そのへんのバランスは諸刃の剣というか、難しいものはあるかもしれませんね。個人的には「自分はこれをふざけて書いているんだ」ということが最後のオチになるくらいでちょうどいいような気もします。でも今のままでも十分に熱気は伝わってきます。ということで「銅」にいたします!

本文はここまでです。