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読者レビュー

銅

『星海社 ラジオ騎士団』第7回

主役はあくまで裏方に徹する、の回

レビュアー:星降る夜になったら Novice

さて、ではでは星海社ラジオ騎士団第7回を聴いていきたいと思います。
本日も、盆栽エディター失格の平林さん、原稿に詰まったときはあえて寝るさやわかさん、テンプレの女王古木さんのお三方がパーソナリティです。

まずはオープニングトーク。平林さんは最近購入した盆栽を、水のやりすぎで早くも枯らしてしまった模様。過剰な愛は君をダメにしてしまう、Too Much Love Will Kill Youですね。QUEENの名曲ですね。

そして、本日最初のコーナーは、レビュアー騎士団攻略法。今回は、もうすぐ終焉を迎えそうな第2シーズンを振り返ります。誰にがんばってほしいですかという問いに、いえ皆さんにがんばってほしいといつになくテンプレートな答えを返す古木さん。無難なコメントありがとうございます。みなさん、レビューの投稿に一層励みましょう!新規勢と古参勢はいい勝負をしているという話でしたが、勢いは確実に新規勢に負けている気がするのは気のせいでしょうか。

ここでメールが一通。「さやわかさんが原稿に詰まったときの気分転換の方法はありますか」―あえて…寝るっ!!という島本和彦式の方法を紹介。みなさま、レビューを書く手が進まずに詰まってしまったら、諦めて寝ましょう。するとあら不思議、締切がいつの間にかまだまだ先になっていますから。締切を守らなくても次回がある、レビュアー騎士団はなんて素敵なところなのでしょう。

続いて本日二つ目のコーナーにしてメインコーナー、開け!心の扉。今回のゲストはデザイナーの川名潤さんです。川名さんは星海社でも『エトランゼのすべて』や『マージナル・オペレーション』を担当されている、売れっ子デザイナーさんです。どれくらい売れっ子かというと、最近うれしかったことが布団で寝られたことというくらい・・・です。川名さんにとってよいデザインだなと思うものはなんですか、デザイナーを目指したきっかけは、等々滅多に聞く事などできないであろう人の貴重なお話がざくざく。

と、第7回はこのような放送でした。
個人的に気になったのは、やはりゲストコーナー川名さんへのなんとかチャンピオンよろしくその道を極めた人への恒例の質問、あなたにとってデザインとは、への回答ですね。
いらない、という回答はすごく極端だとは思いますが、川名さんのデザインの理想はそういうことなのかと、いろいろと説明を聞いて納得もしました。川名さんっぽいデザイン、川名さんだとわかるようなデザインができてしまったら失敗だと言い切る川名さん。なにかものがあってのデザインなのだから、デザインが主張しすぎてはダメなのだと、川名さんにとってデザインは裏方なのだと、そういうことなのでしょう。
こうしてラジオのゲストに呼ばれている時点で、川名さんのデザインというものの価値は主役になりうるはずですが、それでも自分のデザインのスタイルとして裏方に徹している姿勢は、職人っぽさが漂っていてかっこいいですね。
ただまぁ、せっかく川名さんが新しくデザインを担当した『2WEEKS』の発売時期とラジオの更新日が近いのであれば、『2WEEKS』のデザインの話でも少し聞けたらうれしかったかなとは思います。販促もかねて。

さて今回は、裏方の川名さんが主役、ラジオの顔?の古木さんが終始まるで裏方さんのようなテンプレートコメントを連発するという逆転現象が起きた回でしたが、次回はどうなるでしょうか。それではまた。

最前線で『星海社ラジオ騎士団』を聴く

2012.05.18

のぞみ
れびゅにちわ! テンプレの女王ことのぞみ姫ですわ! テンプレではなく自らの言葉で・・・・・頑張りますわ(ノ_・、) だって、プロですもの!!(*TωT)q 姫、反省ですわ!!
さやわか
姫がダメージを受けている!(笑) さてこのレビューですが、後半に書かれている「川名さんの姿勢から自分が何を感じたか」という話はとてもよいと思います。ここは読み応えがある。「裏方」という話につなげつつ、「古木さんが裏方っぽいコメントを連発する」という話になっていくのもうまい。「銅」にいたしましょう。では「銀」でないのはなぜか。それは、前半からずっとこの回のラジオがどんな内容だったのかをずーっと追って書いてしまっているせいかなと思います。レビューの場合、内容を逐一紹介することは必ずしも目的ではありません。わざとやっているのだとしたらごめんなさい。でも、もしそれをやるなら、それ相応の理由が必要だと思います。しかしこの場合は特に明確な理由が読者に感じられるわけではなさそうだと思うのですが、いかがでしょう? しかし、基本的にはラジオを楽しんでいるのがよく伝わるレビューでしたな!

本文はここまでです。