真山知幸『君の歳にあの偉人は何を語ったか』
今を生きる我々へのメッセージ
レビュアー:USB農民
この本は名言集の部類に入る書籍だが、世に大量にある名言集とは差別化が図られている。
それは編集の視点だ。
ただ偉人の名言を並べるのではなく、著者なりの視点を経由して、この本は編集されている。その言葉を語った偉人の年齢を切り口にして、名言を解釈し、現代に生活する我々に届くような言葉に言い換えている。偉人の名言と、著者が書き足した言葉とを並べて読むことで、名言にこめられたメッセージはより豊かになっている。
ただ、偉人の言葉にあえてメッセージを付加する行為に、当惑する読者もいると思う。しかしそもそも、この本は偉人の言葉を覚えたり、偉人が何を考えていたかを研究するための本ではない。
この本の主題は、「偉人の言葉から、現代の我々は何を学びとることができるか?」という問題提起にある。
アインシュタインや、チャップリンや、太宰治の残した言葉は、自分の人生にとってどういう意味を持つのか?
それを考えながら、この本を読んでみてほしい。
ジセダイで『君の歳にあの偉人は何を語ったか』を読む
それは編集の視点だ。
ただ偉人の名言を並べるのではなく、著者なりの視点を経由して、この本は編集されている。その言葉を語った偉人の年齢を切り口にして、名言を解釈し、現代に生活する我々に届くような言葉に言い換えている。偉人の名言と、著者が書き足した言葉とを並べて読むことで、名言にこめられたメッセージはより豊かになっている。
ただ、偉人の言葉にあえてメッセージを付加する行為に、当惑する読者もいると思う。しかしそもそも、この本は偉人の言葉を覚えたり、偉人が何を考えていたかを研究するための本ではない。
この本の主題は、「偉人の言葉から、現代の我々は何を学びとることができるか?」という問題提起にある。
アインシュタインや、チャップリンや、太宰治の残した言葉は、自分の人生にとってどういう意味を持つのか?
それを考えながら、この本を読んでみてほしい。
ジセダイで『君の歳にあの偉人は何を語ったか』を読む