『渋谷/道玄坂で新聞を配る小説家・小柳粒男 二十四歳の地図』
もっと作品を読みたい。
レビュアー:USB農民
『二十四歳の地図』。
ここには小柳粒男という二十四歳の作家が抱える、焦燥、苦悩、野望、泥臭さ、みっともなさ、頼りなさ、可能性、輝き、若さ、言葉、姿、趣味、物欲、近況、勇気、期待、不安、決意、そして著作のすべてが揃っている。
ここに足りないのは、新作の小説と、読者からの応援くらいのものだ。
小説を書くのは作家の仕事だ。
応援をするのは読者の気持ちだ。
なれば、読者である私にできることは、応援の気持ちを作家に届けることとなる。用意のいいことに、ページ下部には「小柳粒男のほしい物リスト」が掲載されている。amazonを利用して相手のほしい物をプレゼントすることのできるサービスは、この企画と非常に相性の良いものだと思う。
まあ、しかし、たとえファンたる読者といえど、会ったことのない人間にプレゼントを贈りたくなる心情にはそうそうならないだろう。仮に読者が作家にプレゼントを贈るとして、それはどんな気持ちの時だろうか。
私の場合であれば、それは例えば、その作家の作品をもっと読みたい、新刊を出して欲しい、面白い作品をこれからも書いて欲しい、というところか。
小柳粒男の作品をもっと読みたい。
私はそう思い、欲しい物リストのちゃぶ台をクリックした。
ちゃぶ台が小柳さんの執筆の一助となったり、あるいは毎日の食卓を支える頼もしい足場となったのであれば良いなあと思う。
世に作家を応援する企画は数あれど、このような形で読者の応援を作家に届ける企画は珍しいだろう。上手くいくのか、不安ではあるけれど、成功してほしいと思う。
そして、小柳粒男の新しい作品を、私は読みたい。
ここには小柳粒男という二十四歳の作家が抱える、焦燥、苦悩、野望、泥臭さ、みっともなさ、頼りなさ、可能性、輝き、若さ、言葉、姿、趣味、物欲、近況、勇気、期待、不安、決意、そして著作のすべてが揃っている。
ここに足りないのは、新作の小説と、読者からの応援くらいのものだ。
小説を書くのは作家の仕事だ。
応援をするのは読者の気持ちだ。
なれば、読者である私にできることは、応援の気持ちを作家に届けることとなる。用意のいいことに、ページ下部には「小柳粒男のほしい物リスト」が掲載されている。amazonを利用して相手のほしい物をプレゼントすることのできるサービスは、この企画と非常に相性の良いものだと思う。
まあ、しかし、たとえファンたる読者といえど、会ったことのない人間にプレゼントを贈りたくなる心情にはそうそうならないだろう。仮に読者が作家にプレゼントを贈るとして、それはどんな気持ちの時だろうか。
私の場合であれば、それは例えば、その作家の作品をもっと読みたい、新刊を出して欲しい、面白い作品をこれからも書いて欲しい、というところか。
小柳粒男の作品をもっと読みたい。
私はそう思い、欲しい物リストのちゃぶ台をクリックした。
ちゃぶ台が小柳さんの執筆の一助となったり、あるいは毎日の食卓を支える頼もしい足場となったのであれば良いなあと思う。
世に作家を応援する企画は数あれど、このような形で読者の応援を作家に届ける企画は珍しいだろう。上手くいくのか、不安ではあるけれど、成功してほしいと思う。
そして、小柳粒男の新しい作品を、私は読みたい。