じじいリテラシー
葉石かおり
レビュアー:キノケン
まだ就業中の僕でも、「あ、いるいるこんな人(笑)」と、実践的な指南書としてだけではなく、ちょっとした「あるあるネタ」のような読み方もできて、非常に楽しませてもらいました。
学生である僕の周りにはよく「バイト先の店長とソリが合わないから、やめた」や「俺に向いてない、仕事つまんない」などの理由で本当にバイトを辞めてきてしまう友達がとても多い。
本著の中にも、現代っ子のそのような傾向についてしばしば触れられています。
「個」を伸ばす教育を受けた今の10代、20代の世代には、根拠がない全能感がある。これは、今まさにその世代に身を投じている自分がヒシヒシと感じています。
しかし、社会はすぐには変化しない。色々な価値観、色々な世代の人々が集まり、さらには古来の「伝統」も絡み、一つの社会が出来上がっている。
こんな簡単なことにも気づかない、「近代教育」の権化でもある僕たち若者世代は、ぜひこの本を読んで自分の価値観をぶち壊してほしいと思う。
既存の価値観をぶっ壊してこそ、自分たちの新しい道を開くことができるのではないでしょうか。
ジセダイで『じじいリテラシー』を読む
学生である僕の周りにはよく「バイト先の店長とソリが合わないから、やめた」や「俺に向いてない、仕事つまんない」などの理由で本当にバイトを辞めてきてしまう友達がとても多い。
本著の中にも、現代っ子のそのような傾向についてしばしば触れられています。
「個」を伸ばす教育を受けた今の10代、20代の世代には、根拠がない全能感がある。これは、今まさにその世代に身を投じている自分がヒシヒシと感じています。
しかし、社会はすぐには変化しない。色々な価値観、色々な世代の人々が集まり、さらには古来の「伝統」も絡み、一つの社会が出来上がっている。
こんな簡単なことにも気づかない、「近代教育」の権化でもある僕たち若者世代は、ぜひこの本を読んで自分の価値観をぶち壊してほしいと思う。
既存の価値観をぶっ壊してこそ、自分たちの新しい道を開くことができるのではないでしょうか。
ジセダイで『じじいリテラシー』を読む