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読者レビュー

銅

Fate/Zero

Fate/Zeroという本の持つ小さな魔法

レビュアー:ひかけ Novice

私は星海社出版 Fate/Zero文庫版第6巻 をとある友人の誕生日プレゼントとして送りました。

その友人は星海社と私とをレビュアー騎士団という形で繋いでくれた人物であり、今でも多く交流を持っている人物です。始まりはその友人の「Fate/Zeroは1巻無料で読めるよー」という軽い一言から始まりました。そして口車に乗せられレビューをひとつ書くことに。そしてその書いたレビューが「Fate/Zero第1巻」についてのものなのです。これが私のレビュアー騎士団、星海社との関係の始まりでした。
私はその関係の「始まり」をくれた友人に感謝するとともにお返しがしたいという欲求に駆られました。そんなときFate/Zero6巻(最終巻)の発売と友人の誕生日が同じ時期に重なりました。これはチャンスだ!そう思いました。発売日になったら即効で買いに行くと思ったので、先に「誕生日プレゼントとして渡すから買うのは待って!」と釘を刺したなんてこともありました。そして渡しました、渡せました。
Fateに始まりFateに終わるとはまさにこのこと。「始まりであるFate/Zero1巻を友人からもらい、そして最終巻である6巻で私が返していく。」すごく運命めいたものを感じました。Fateだけに。

プレゼントに「本」という選択肢というのも考えてみてください。意外とおもしろい運命を辿ることになるかもしれませんよ?私のように。そして是非、星海社文庫のご利用を(宣伝)

2012.01.17

のぞみ
まるでドラマのような出来事ですわね!
さやわか
具体的なエピソードの中に本がある。こういうの好きですなあ。とてもいいと思います。レビューとしては『Fate/Zero』の中身について特別に語られているわけではないのが惜しいですが、さわやかな読み応えはありますね。「銅」といたします。
のぞみ
そして宣伝ありがとうございます(*´艸^)
さやわか
うーん、この宣伝はどうかなあ……(笑)。最後の一行はなくても、この文章は成立していますよね。むしろないほうが、何の含みも感じずに読むことができる。レビュアー騎士団に送られてくるレビューには、こうやって積極的に「宣伝」を書いてくれるものがたまにあるのですが、こういうのはない方がスマートだと思いますよ。レビューなんて所詮、宣伝みたいなものだからというので、いわば露悪的に書いているのかもしれませんが、まず仮にレビューが宣伝にすぎないとしたら、なおさらそういうことを書かない方がいいに決まってますよね。テレビコマーシャルで「これは宣伝ですが」とか言ったとしたら、面白いですけど、あんまりそんな商品買いたくないですよね(笑)。そして僕は、レビューは宣伝でなくてもいいと思います。読者を作品に目を向けさせることはとても大事なのですが、それと商品を買わせることは一致しなくていいのですよ。ほかならぬ「最前線」というサイトが、そういうものだと僕は思います。

本文はここまでです。