エトランゼのすべて
同じ暖かさ
レビュアー:yagi_pon
庭さんのイラストの魅力を単行本における庭さんの紹介文では「しなやかさと暖かさ」と表現されています。庭さんの描くキャラクターたちは非常にかわいらしく魅力的です。またそれだけではなく、通常かわいらしいキャラクターを描くことで失われてしまうような人間らしい「しなやかさ」であったり、血の通っているような「暖かさ」だったりするものが、庭さんの描くキャラクターにはあります。そうした「しなやかさと暖かさ」が、私はとても好きです。
さて、そんな庭さんがイラストを担当している『エトランゼのすべて』なのですが、庭さんのイラストに負けず劣らず、素敵な物語になっています。負けず劣らずと競い合っているというよりは、庭さんのイラストが森田さんの文章をより引き立たせ、森田さんの文章が庭さんのイラストをより引き立たせているそんな関係ですね。相乗効果がすごいです。
森田さんが書くこの物語って、すごい!ってびっくりしたり興奮したりするような話ではないと思うんです。けれども、読み終わったあとに、素敵だなと思えるようなたしかな暖かさがあります。そしてその暖かさが庭さんのイラストと同じ暖かさなのがまた心地よくて。最後のイラストで幸せそうに笑い合う二人と同じような気持ちと、読み終わったあとの幸せな気持ちの暖かさが、ちょうど同じくらい。
庭さんのイラストに魅力を感じた人には、ぜひとも読んでほしいですね。そして読んでしまった身としては、森田さんと庭さんのコンビの作品をもっと見てみたいなと、もっとこの暖かさに触れてみたいと、そう思います。
さて、そんな庭さんがイラストを担当している『エトランゼのすべて』なのですが、庭さんのイラストに負けず劣らず、素敵な物語になっています。負けず劣らずと競い合っているというよりは、庭さんのイラストが森田さんの文章をより引き立たせ、森田さんの文章が庭さんのイラストをより引き立たせているそんな関係ですね。相乗効果がすごいです。
森田さんが書くこの物語って、すごい!ってびっくりしたり興奮したりするような話ではないと思うんです。けれども、読み終わったあとに、素敵だなと思えるようなたしかな暖かさがあります。そしてその暖かさが庭さんのイラストと同じ暖かさなのがまた心地よくて。最後のイラストで幸せそうに笑い合う二人と同じような気持ちと、読み終わったあとの幸せな気持ちの暖かさが、ちょうど同じくらい。
庭さんのイラストに魅力を感じた人には、ぜひとも読んでほしいですね。そして読んでしまった身としては、森田さんと庭さんのコンビの作品をもっと見てみたいなと、もっとこの暖かさに触れてみたいと、そう思います。