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読者レビュー

銅

六本木少女地獄 著:原くくる

真実

レビュアー:ジョッキ生 Knight

ここに一つの疑惑を提示したい。
この作者様、及び作品内容すべては真実であるのかどうか?

まずは作者近影を見ていただきたい。
実に可愛らしいのだ。さらに言えば一般的な認識におけるJKと違って神々しささえ感じられる。制服もとてもお似合いだ。
次に内容に触れていこう。
この作品は戯曲集ということもあり、舞台で演じられるのを前提にされている。そのためか読み口は軽快で、笑いを多分に含み、どこで読み止めようかと考えているうちに読み終えてしまうという素晴らしい出来である。
また収録されている5作品の傾向も面白く、学校など内輪的に楽しめるライトな読み物もあれば、対外的に公演されても通用する幻想的で不可思議な読み物もある。まさに驚くべき作風の広さである。

さてここまで述べた所で最初の議題に戻りたい。
すべては真実であるのかどうか?
これだけの完成度を誇る作品と麗しくも凛々しい容姿を持つ作者、しかも女子高生。この組み合わせをただ真実として受け入れることができるだろうか?ネット上でもしこれが個人によって公開されたと考えた場合、おそらく大半の人は釣りだと疑ってかかるのではないだろうか?私なら間違いなくそう判断するだろう。何しろ出来すぎているのだ。

万が一、億が一にこれがすべて真実であったとするならばただただ脱帽するばかりだ。が、もしこれらが真実でなかった時、絶対に許さない、絶対にだ。

2011.09.08

のぞみ
あははは~(´ω`*) 熱い思いが思いっきり綴られていますね!!
さやわか
こういう「こんな現実は信じない」系に極まってしまった文章は嫌いではないです。しかし「絶対に許さない、絶対にだ」みたいに、ちょっと決まり文句っぽい言い方もありますし、まあちょっと遊んでみたところのあるレビューですな(そうでなかったら謝ります。ごめんなさい)。
のぞみ
でも、たしかに、くくる先生については、実際会ってみないと、信じがたいですわよね! でも、団長が実際にお会いしていますからね! きっと大丈夫ですわ!
さやわか
いや、まだそこ問題にしてますか!? ……原くくるさん、僕の視聴覚が確かならば、確実に現世に存在していましたし、あの作品を書いた人でないと言い得ないことを言っていたと思いますよ! そんなことよりレビューですね。この文章は最後の「もしこれらが真実でなかった時、絶対に許さない、絶対にだ」に向かって全ての美辞麗句が積み立てられていくわけです。だから前半のとにかく褒めまくる部分がギリギリ嘘に見えないことが重要なのですが、この文章においてはまずまずではないでしょうか。「銅」としていいと思います。

本文はここまでです。