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読者レビュー

銅

『銀河鉄道の夜』

未来をこの手に part.2

レビュアー:yagi_pon Novice

星海社朗読館の本の中でも、今のところ一番好きなのは『銀河鉄道の夜』。この本は特に、ページをめくるたびに目に飛び込んでくる色が変化して、楽しい。それはまるで、トンネルを抜けたら景色が一変しているみたいに、変化を目で楽しむことができる。
もちろん、朗読館は本とCDがついているから、読んで楽しむこともできるし、聴いて楽しむこともできる。けれど意外と侮ってはいけないというか、むしろ私が一番推したいのは、この見て楽しめるというところ。絵本でもマンガでも画集でもないのに、見ていて楽しいというのは初体験だった。
というかすごいよ!ぜひ一度体験してみてほしい。きっとテレビが白黒からカラーになったとき、世の中の人はこんな感じの驚きだったんだろうなぁ。それくらいの進化!なんというか、未来の本!
文章を読んで、朗読を聴いて、イラストを見て、背景を見て、様々な角度から、この本を感じてほしい。読むことしかできなかった本というものがここまで進化したのか、というくらい進化したこの本を、ぜひあなたの手にも。

2011.09.30

のぞみ
「未来の本」という表現が素敵だなぁって思いました。
さやわか
これはまたよくできたレビューですな。シンプルですが読みやすく、わかりやすく、読者に新たな価値観を提供できている。最後の結びも気取らない感じでまとめられています。そつない印象です。なので、このレビューは「銅」に相当するのですが、これを「銀」にするのは、うーん、難しいな。正直これはこれでよくできているので、わざわざ変えてしまって高得点を目指さなくていいものだと思います。皆さんそうですが、極端に高得点を狙おうとしたり大量にレビューを送ったりするのもいいですが、こういう短くて優れたものが安定して書けることを目指すのも、実はとても重要なことです。

本文はここまでです。