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読者レビュー

銅

星海社朗読館「銀河鉄道の夜」

コレクションしたくなる装丁

レビュアー:USB農民 Adept

とにもかくにも装丁が美しい!
夜空の闇と、銀河の海を思わせる深い青のジャケット。
そこからまずはCDケースを取り出せば、可愛い電車のデザインに縁取られたCDがあり、その裏にはジャケット表紙と同じ、ジョバンニとカンパネルラが向かい合った美しいイラストが。
「銀河鉄道の夜」本文を収めたブックレットにも、端麗な挿絵が何枚も何枚も描かれていて、これだけで売り物になるのではと思わせるクオリティ。

この装丁が演出している「銀河鉄道の夜」の世界観は、坂本真綾さんの朗読の魅力を何倍にもしてくれています。
朗読を聴くときは、手元か、目に見える位置に、このジャケットとブックレットを置いておくことをおすすめします。
それだけで、作品世界への移入度は格段に違います。

とにもかくにも、本当に、装丁が美しい。
これからこのシリーズをコレクションする楽しみがあるのだと思うと、期待で胸が踊ります。
来月には「山月記」が発売されます。
「山月記」のジャケットも、きっと素敵な作品世界を演出してくれるはず。
今から楽しみです。

2011.08.17

のぞみ
きれいですよね~!! 私も、コレクションしたいって思いましたもん!
さやわか
たしかにあの装丁は僕も好きです。コレクションしたくなったという、うれしい気持ちがすごく活き活きと書かれていて、これはいいレビューだと思いました
のぞみ
短い中にも、自分が感じたことを、想像しやすいような説明をしながら書いていて、いいんじゃないかな~って思いました。
さやわか
そうですね。「銅」にいたしましょう。これはこれでいいレビューなので「銀」にする方法を考える必要は全くないんじゃないかな? と思いますが、一応アドバイスすると、まさにその「装丁の良さ」について、具体的に伝わるものが少なかったかなと思います。しかし、これは正直、書き手の美意識を記述するということなのでものすごく難しい話になります。なので、このままでもいいのではないかと思った次第です。

本文はここまでです。