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読者レビュー

鉄

ブレイク君コア

青春という置き土産

レビュアー:ひかけ Novice

青い春と書いて「青春」
それは誰もが経験することである。もしくは、今から経験する者もいるかもしれない。
でも、青春ってどこまでが青春なんだろ。
正直わからない。でもこれだけは確実に言える。この物語は「青春」の物語であると。
高校生。男と女の関係。そしてそれらを結びつける出来事。この青春真っ只中の時期に起こるあり得ない現象とそれに踊らされる登場人物たち。流れるような作者の物語には1秒たりとも目が離せない。しかとその目に焼き付けろ!

2011.08.04

のぞみ
確かに青春ですね!
さやわか
うむ。「この作品はとにかく青春物語なんです!」ということはグッと伝わりますな。しかし「銅」を得るには書き手が何らかの「愛情」を示していることが重要。なのでレビュアー騎士団としては「鉄」としたいところです。
のぞみ
でも私も「よくわかんないけど、青春~」って思いましたよ!
さやわか
なんかおおざっぱな共感きたー! たしかに面白いのは、この文章を読んで伝わるのはまさしく、書き手が「よくわかんないけど、青春~って思いました」ということなのですよね。でも、だったら「それは誰もが経験することである。もしくは、今から経験する者もいるかもしれない」とか「しかとその目に焼き付けろ!」みたいな美辞麗句を書き連ねないで、そのことだけを普通に書いた方がレビュアー騎士団としては得点が望めたと思いますぞ! 自分に扱えないことを書こうという気概はいいと思います。でも、そのために内容を失ってしまってはいけない。タイトルの「置き土産」が何を意味しているのかわからないのがそれを象徴しているのではないかな、と思いました!

本文はここまでです。