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読者レビュー

銅

ブレイク君コア

舐めてるとやられるぜ

レビュアー:ticheese Warrior

あれ? どっちだよ!? やられた!!
コレらが『ブレイク君コア』読書時に、声を大にして叫びたかった私の思いの丈だ。いわゆる「俺がお前で、お前が俺で」の物語で、めまぐるしく移り変わったのは人格だけじゃない。主人公が恋する気持ちも移り変わり、その恋模様を読んでいく私の推測も次々と上書きされた。第1回星海社FICTIONS新人賞受賞作家『小泉陽一郎』。新人だと思って甘く見ていると、手痛くも気持ちのいいカウンターを見舞ってくれる。小手先の予測は通用しない。新人賞は「新しい」才能を見せてくれる賞なんだから。

2011.08.04

のぞみ
新しい風吹かせてるぜ~って感じが伝わってきました! 親近感がわくような文章の雰囲気も良いと思いますね。
さやわか
たしかに、文章的にはもうちょっと整理しないとまずいところが多いのですが、書き手の素朴な感想を発端として書かれているのがよいと思います。なので、ちょっとだけオマケなのですが「銅」といたしましょう。それにしても今回の250字レビュー企画はこういう素直さで書かれたレビューがなぜか少ないです。こっちのほうが書きやすいしレビュアー騎士団的にも評価されやすいと思うのですが、新人賞受賞作だということにとらわれてしまった人が多かったのかな? と思いますな。

本文はここまでです。