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読者レビュー

銅

非実在推理少女あ~や

名探偵偏愛

レビュアー:ラム Adept

「名探偵」といえば、何を思い出すだろう?
ただの探偵ではない。“名”探偵だ。
私はその「名探偵」的なものが大好きなのだが、事件を解決に導く人のことだと思っている。
みんなの前で真実を解き明かすだけが探偵の仕事ではない。言わなくても良いことは言わず、傷付く人がいるなら嘘を吐いたってかまわない。
そんな優しさを持つ者こそ名探偵たる資格がある。
私的な解答で申し訳ないが、この定義だと犯人を逮捕しなくても推理しなくても名探偵になれる。
あ~やは、恣意的ミストという世界を改ざんする道具で事件を解決に導く。
しかも恣意的ミストは、仮想した世界に悲しむ人がいなくなるまで何度でもやり直せる。
実際に事件のつじつまを考えるのは男子中学生の孫君だが、これを持つ限り私的にあ~やは名探偵以外の何物でもない。

アイラブ名探偵。
好きなものには大層甘くなる自覚はある、けど名探偵というだけでテンションあがるのに毎回わくわくドキドキ、爆笑さえさせてくれるんだよ、あ~や大好きだー!!

2011.07.14

のぞみ
何よ! あ~や、あ~やって、私のことは、どうでもいいって言うの!? もう、ラムさんなんて、知らない!! ……はい。勝手に始めたくなっちゃう寸劇はおいといて。
さやわか
……何事が始まったかと思いましたぞ!
のぞみ
短くまとめてある中に、何が出てくるのか、どんなお話なのか、という情報も、作品への愛も詰まっていて、良いんじゃないかな~って思いました。
さやわか
ラムさんの短くまとめようとする姿勢は好感が持てますね。このレビューは「名探偵」のことしか書いていないのですが、下手に『あ~や』という物語の全体像を述べようとするよりずっと文章として危なげないし、結果的に作品の魅力を伝えきることができています
のぞみ
そうですね! 探偵への熱い思い! 私も激しく同意したいですわ~!!!
さやわか
「仮想した世界に悲しむ人がいなくなるまで何度でもやり直せる」というところがちょっとだけわかりにくいかなと思いました。よく読めば「傷付く人がいるなら嘘を吐いたってかまわない」という「優しさ」を受けて書かれた部分だというのはわかるのですが「傷付く人」「悲しむ人」という具体性を欠いた表現に頼っているので、両者が同じ者を指していることとか、それがどんな人なのかも伝わりにくくなっているのかもしれません。ともあれ「銅」とさせていただきましょう!

本文はここまでです。