最前線スペシャル
双方向にするために
レビュアー:横浜県
僕は以前この騎士団に投稿したレビューで、「最前線セレクションズ」は他の最前線スペシャルに比べて「双方向的なコンテンツになり切れていない」と書いた。まずは当時そう感じていた理由を説明したい。
最前線スペシャルには、現在4つの企画がラインナップされている。
1つ目が「さやわかの星海社レビュアー騎士団」
まさにこのページのことであるが、読者投稿型のコンテンツである。
2つ目は「竹画廊」
イラストレーター竹さんの絵が公開されており、竹さんのお絵かきをUstreamで中継することも行っている。
3つ目は「坂本真綾の満月朗読館」
声優の坂本真綾さんの物語朗読を、Ustreamで配信した。
そして僕は以上の3つを、作り手と受け手の相互的交流が盛んなコンテンツであると評価した。
「騎士団」では自らのレビューと団長の講評がサイトに掲載されるのだし、他の2つではUstreamを見ながらTwitterなどを通して感想を打ち込めば、それをリアルタイムで配信者に拾ってもらうことができるからだ。
一方で、4つ目の企画である「最前線セレクションズ」はどうだろうか?
5人のクリエイター達が、テーマに沿ったお勧めのアイテムを紹介するコーナーであるが、そこに受け手が介入する余地はあるだろうか。
毎月1人のゲストセレクターにお題を投稿することもできるが、採用される人数も少なく、受け手がこの企画に介入しているとの実感をえられるには、まだ不十分であると言えそうだった。
以上が「最前線セレクションズ」は双方向性に欠けているとの判断理由である。
そして薄々は感づいておられるであろうが、僕はこの考えを誤りだと思い直している。
ここに訂正させていただきたい。
「最前線セレクションズ」も立派な双方向的コンテンツである。
加えて謝罪させていただきたい。
そう理解できていなかったのは、ひとえに受け手たる僕の責任である。
双方向的ってどんな意味なんだろう。そう考えてみたのだ。
「情報の伝達が一方通行ではなく、受け手からも送信されること」
辞書にはこう記されていた。
ここで重要なのは、「受け手からも送信される」の部分である。
かつての僕は、果たして真に情報の送り手になろうとしていたであろうか。
例えば騎士団。僕はレビューを投稿した。そこに締切があったからだ。
例えばUstream配信。僕は感想をツイートした。そこに番組と、その感想を述べるフォームがあったからだ。
僕は「セレクションズ」以外のコンテンツが非常に双方向的であると考えていたが、実際のところそうではなかったのだ。
単に星海社がそう思わせてくれるだけの場所を提供してくれていたに過ぎなかったのである。
僕はその場が提供されるのをただ受動的に待ち望んでいるだけであった。
故に締切が間近に迫らなければレビューを書けなかったし、Ustream配信があるときに限って、盛んに「竹画廊」へとコメントを寄せた。
コンテンツが真に双方向的たるためには、送り手が場を作りだすことも重要であるが、そこを訪ねた受け手が、自ら能動的に情報の発信者たろうとしなければならなかったのだ。
その意識が僕には欠けていた。
だから「セレクションズ」を閲覧する度に、僕は何も行動を起こすことなく、そのページを閉じてしまったのだ。
何と勿体ないことをしでかしていたのであろうか。
もちろん「セレクションズ」にもツイッターのハッシュタグは用意されており、いつでも僕はツイートすることができたはずなのに。
そこに紹介されているアイテムの購入を悩むなり、実際に買って試すなりして、その感想を発信することができたはずなのに。
待ち続けてばかりいた僕の馬鹿野郎め。
だがしかし、もう同じことは繰り返すまい。
僕は既に最前線のあらゆるコンテンツが双方向的に「なりうる」ことを知っている。
そして星海社は、その準備を十二分にまでしてくれているのだから。
あとは僕の元にまで届いた情報の光を、逆方向に撃ち返すだけでいいのだ。
最前線スペシャルには、現在4つの企画がラインナップされている。
1つ目が「さやわかの星海社レビュアー騎士団」
まさにこのページのことであるが、読者投稿型のコンテンツである。
2つ目は「竹画廊」
イラストレーター竹さんの絵が公開されており、竹さんのお絵かきをUstreamで中継することも行っている。
3つ目は「坂本真綾の満月朗読館」
声優の坂本真綾さんの物語朗読を、Ustreamで配信した。
そして僕は以上の3つを、作り手と受け手の相互的交流が盛んなコンテンツであると評価した。
「騎士団」では自らのレビューと団長の講評がサイトに掲載されるのだし、他の2つではUstreamを見ながらTwitterなどを通して感想を打ち込めば、それをリアルタイムで配信者に拾ってもらうことができるからだ。
一方で、4つ目の企画である「最前線セレクションズ」はどうだろうか?
5人のクリエイター達が、テーマに沿ったお勧めのアイテムを紹介するコーナーであるが、そこに受け手が介入する余地はあるだろうか。
毎月1人のゲストセレクターにお題を投稿することもできるが、採用される人数も少なく、受け手がこの企画に介入しているとの実感をえられるには、まだ不十分であると言えそうだった。
以上が「最前線セレクションズ」は双方向性に欠けているとの判断理由である。
そして薄々は感づいておられるであろうが、僕はこの考えを誤りだと思い直している。
ここに訂正させていただきたい。
「最前線セレクションズ」も立派な双方向的コンテンツである。
加えて謝罪させていただきたい。
そう理解できていなかったのは、ひとえに受け手たる僕の責任である。
双方向的ってどんな意味なんだろう。そう考えてみたのだ。
「情報の伝達が一方通行ではなく、受け手からも送信されること」
辞書にはこう記されていた。
ここで重要なのは、「受け手からも送信される」の部分である。
かつての僕は、果たして真に情報の送り手になろうとしていたであろうか。
例えば騎士団。僕はレビューを投稿した。そこに締切があったからだ。
例えばUstream配信。僕は感想をツイートした。そこに番組と、その感想を述べるフォームがあったからだ。
僕は「セレクションズ」以外のコンテンツが非常に双方向的であると考えていたが、実際のところそうではなかったのだ。
単に星海社がそう思わせてくれるだけの場所を提供してくれていたに過ぎなかったのである。
僕はその場が提供されるのをただ受動的に待ち望んでいるだけであった。
故に締切が間近に迫らなければレビューを書けなかったし、Ustream配信があるときに限って、盛んに「竹画廊」へとコメントを寄せた。
コンテンツが真に双方向的たるためには、送り手が場を作りだすことも重要であるが、そこを訪ねた受け手が、自ら能動的に情報の発信者たろうとしなければならなかったのだ。
その意識が僕には欠けていた。
だから「セレクションズ」を閲覧する度に、僕は何も行動を起こすことなく、そのページを閉じてしまったのだ。
何と勿体ないことをしでかしていたのであろうか。
もちろん「セレクションズ」にもツイッターのハッシュタグは用意されており、いつでも僕はツイートすることができたはずなのに。
そこに紹介されているアイテムの購入を悩むなり、実際に買って試すなりして、その感想を発信することができたはずなのに。
待ち続けてばかりいた僕の馬鹿野郎め。
だがしかし、もう同じことは繰り返すまい。
僕は既に最前線のあらゆるコンテンツが双方向的に「なりうる」ことを知っている。
そして星海社は、その準備を十二分にまでしてくれているのだから。
あとは僕の元にまで届いた情報の光を、逆方向に撃ち返すだけでいいのだ。