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レビュー講座

250字、長いか短いか?

レビュアー:さやわか

ちっす! さやわかです。

レビュアー騎士団、第五場のレビュー投稿を締め切りました。現在、選考中であります。

それにしても皆さん、いいレビューを書かれるようになりました……。そろそろ本気でお相手しないと、こちらが斬られてしまいそうな勢いです。もう甘いジャッジとか全然する必要ありません。実際、そろそろ「騎士」の称号も目前に迫ってきているのではないでしょうか。言っておくけど、もし「騎士」にでもなろうものなら、その人は以後、僕と真剣勝負してもらうことになるからね! かくごしろー! 今はまだいわばチュートリアルなんだぜ! いや、そんなことは全然ないですけど……。

さてさて、250字レビュー企画、かなり多数のレビューを送っていただきまして、新規投稿者も増えました。どうもありがとうございました! 既に参加されていたレビュアーさんにとっても示唆に富んだイベントだったようで、この企画をターニングポイントにして書くものが変わってきた方もいるのではないかと思います。ていうか、今見る限りではいらっしゃいます。いやあ、やってよかった……。

で、250字レビュー、読んでてすごく楽しかったので、選考しつつ「俺も書いてみたいぜー」と思ってました。そんなわけで僕も『サクラコ・アトミカ』のレビューを以下に250字以内で書いてみます。

これは想像力についての物語だ。人の思いには無限の力がある。不可能はない。願い信じることが、生きる力をもたらす。たとえばサクラコは「世界一の美少女」なんだ。きみはどんな女の子を想像する? きっと誰もが、心の中に思い思いの少女を描く。その力こそ誰もが持ち、そして決して失ってはならないものだ。小説という、作者と読者の想像力が出会う場所で、『サクラコ・アトミカ』はその素晴らしさを高らかに謳う。サクラコの、ナギの、丁都の行く末を懸命に祈り、思い描いた時、物語は最高のエンディングをきみに届けてくれるだろう。

以上、250字ジャスト。いやあ、ふつうに難しいな……w

レビュアー騎士団で言うところの「愛情」「論理性」くらいまでは何とかなるけど、「発展性」をがんばって入れようとすると、途端に文字数が足りなくなるようです。逆に言うと「愛情」「論理性」までならあと50字くらい少ない方が読みやすくまとめられる気がします。実際のところ「発展性」とやらに配慮してなくてもいいと、僕は思います。究極的には今回の企画で、大和さんが『星海大戦』について書いたレビューのように、愛情迸るものがレビュアー騎士団のルールをはみ出して、すべてのレビューを凌駕するのが理想だと僕は思います。うむ。ともあれ、第五場の選考の続きに戻ろう……。

2011.04.29


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