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読者レビュー

銅

私のおわり

海のむこうがわ

レビュアー:ラム Adept

天霧君は電子海というネットゲームの創造主。
世界を見守る神様だ。

運命に逆らい流れ着いた天霧君の部屋でみた、死ぬ4日前の光景。

電子海を見守る天霧君が、どんなに幸せそうかサヨは知った。

あるいは天霧君のいない部屋を見守り、天霧君以外の人がいる部屋を見守った。


サヨは死んで、海をただよいいつか神様になる。

電子海における天霧君と同じ立場になる。

それはきっと、天霧君の部屋を見守った4日間の延長上にある。

天霧君のいる世界を見守るのだ。

だから、サヨは寂しくないのだと思った。

2011.09.30

さやわか
前回、ラムさんが送ってくださったレビューのリベンジ版ですな。前に指摘させていただいた点がうまく修正されていると思います。サヨが「寂しくない」理由が前半の流れからスムーズに導き出されていて、そのわりに簡潔さは損なわれていない。一行だけ余分に改行することでレビューの前半と後半が区別されている部分は若干わかりにくいかもしれませんが、許容範囲だと思います。ということで「銅」にいたします!

本文はここまでです。