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読者レビュー

鉄

サクラコ・アトミカ

「うっさい、知るかボケエ」

レビュアー:ticheese Warrior

サクラコ「うっさい、知るかボケエ。……(パンダの変身を解いたナギに)

『サクラコ・アトミカ』で私が衝撃を受けたセリフ。
最初はなんて口の悪いヒロインだろう、と引いてしまった。しかし、今はこれが1番好きなセリフになった。このセリフは『サクラコ・アトミカ』のヒロイン『サクラコ』の魅力を目一杯伝えることができるものだから。

サクラコは囚われのお姫様。その命はいつ消えるかも分からない。
「うっさい、知るかボケエ」
サクラコの恋した相手は、悪の魔法使いの手先である化物だった。
「うっさい、知るかボケエ」
サクラコの出生の秘密はとても重苦しいものだった。
「うっさい、知るかボケエ」
サクラコとナギの挑む相手は不可能を可能にする存在。
「うっさい、知るかボケエ」

もちろんこんな所で使われたセリフではない。しかし、あらゆる困難や不幸を乗り越える彼女から、自然とそんな声を聞いた気がしたのだ。これは相手を否定するセリフではない。自分の意志を通すセリフだ。引かない、負けない、逃げないというサクラコの意志の力そのものだ。
その力がナギに伝わり、読者にも伝わるからサクラコは魅力的なのだ。

私も困難に直面した時にこのセリフを口にしたい。
「うっさい、知るかボケエ」
そして私もサクラコのように乗り越えてやる。

2011.06.17

のぞみ
サクラコちゃんの魅力の一つに打たれましたね! ただ、サクラコという子がいったいどんな子なのか、このレビューを読んだだけでは、謎に包まれている感じがしますね。
さやわか
これはこれは、その通りです。ticheeseさんは他にもレビューを送ってくださいましたが、今回はどれもなぜか読者が作品のことを知っていることが前提で書かれた内容になっていたように思います。レビュアー騎士団の言う「愛情」とは、読む人に何が好きなのか伝えるということなので、それがうまくできてないとちょっと辛いです。あとですな、このレビューに関して言うと、こうやって作中の言葉を並べながら書かれたレビューはけっこうしばしば届くのですが、書き手にとってはキャッチコピー的にうまくはまった感じがするのですが、実は読んでない人には何がいいのか伝わりにくいのですな。
のぞみ
サクラコのことを好きなんだな~って気持ちは伝わってきました。
さやわか
そうなのです。だからこのレビューを掲載するかどうかは正直悩んだところなのです。漠然とした愛情は伝わってくる。でも「銅」とできるかというと難しい。「鉄」とさせていただきたいところです。『サクラコ・アトミカ』の場合は作品自体が言葉に力のあるものなので、最後の一文を使ったレビューもやけにたくさん送られてきます。書き方はむろん自由なのですが、レビューとしては作中の言葉をポーンと投げ出している以上のものを読みたい気がしますぞ! まして、この話のクライマックスである最後の一文を使ったものはちょっといただけませんよね。

本文はここまでです。