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読者レビュー

銀

サクラコ・アトミカ

3年ぶりの再会

レビュアー:アカギン

犬村小六の作品に初めて触れたのは、3年前に彼のデビュー作をたまたま本屋で見かけたときである。
それから3年間デビュー作以来触れてなかった彼の作品に再び触れたのは、最近ネットでよく見かける星海社から本を出すことを知ったからだ。
「サクラコの美しさが世界を滅ぼす」
このキャッチコピーでもある一文から、どんな作品か全然見えてこない。
そこに強く惹かれてしまった。
3年前とはテイストが違うSF作品。
だけれど、主人公とヒロインの恋の物語は相も変わらず美しい。
ぜひ、読んでほしい!
犬村小六、そして星海社の最前線を!

2011.04.28

のぞみ
最前線見ていてくださったのですね! ありがとうございます♪
さやわか
うむむ、このレビュー、僕は好きですな。コンパクトにまとまっているものはここまでに紹介したものにもありましたが、このレビューは一番きれいにまとまっている。個人的な読書体験、物語の内容、読者への熱っぽい語りかけなどがスムーズに流れていて、そうしたまとまりがあるにもかかわらず、全体の印象としては強い熱意が前に出ている。よいです! 個人的な好みとしては、キャッチコピーを読んでもどんな作品かわからない、でも、だからこそ惹かれるということがものすごくさらりと書いてあるところもいいですな。キャッチコピーというものは本質的にそういうものだという説明にもなっているし、かつ、アカギンさんと同じくキャッチコピーに何かを感じて本を手に取る人の気持ちに寄り添う文章にもなっている。ということでこれは「銀」といたしましょう!!

本文はここまでです。