作品No.0006 幽夜と金星
岩間 「悪魔と神父が仲間になり旅をする」という設定がユニークですね。ゴシックな世界観にコメディ要素が加わったところが魅力的で引き込まれました。新しい仲間との出会いや、魔物とのバトルなど、ストーリーの構成もよく練られていることが伝わってきます。一方で、物語の展開についてはやや予想がしやすく、全体としてあっさりとした印象を受けました。読者の想像を超えるような意外性や、感情の振れ幅がもう少しあると、さらに作品に深みが増すかと思います。
岡村 正反対の二人がタッグを組む、という発想はとても良いです。ただその発想ならではの魅力が、この作品で最大限発揮されているかというと、そうでもなかったです。
丸茂 神父と悪魔のタッグ、いいと思います。女の子にフォーカスする前に、このふたりのキャラを掘り下げてほしかったです。
栗田 悪魔と神父、ふたりの関係をもっと深く知りたいな、と感じました。お互いに信頼しあっている感じに納得感が出るエピソードを入れてみたり、はたまた実は水面下でバチバチしている描写を入れてみたり……。ふたりをさらに魅力的に見せてほしいです。