作品No.0004 異世界オーバータイム
栗田 コメディらしいセリフ回し、とてもよかったです。10本の中でおさめるには情報量が過多かもしれません。ラストのページを読むと、担当変更のところをカットしてひとりの天使との関係性に絞ってもいいのではと感じました。
岩間 楽しく拝読しました! 死後の世界での天使とのやりとりはテンポもよく、思わず笑ってしまいました。ユーモアのセンスが光っていますね。キャラクターデザインも個性があり、魅力的で引き込まれました。一方で、コマの構成については「顔のアップ」が中心になってしまっている印象があり、画面に少し単調さを感じました。せっかく面白い会話が展開されているので、それをより引き立てるためにも、今以上に「構図」と「カメラアングル」の工夫を意識してみてはいかがでしょうか。たとえば、引きの構図でキャラ同士の距離感を見せたり、俯瞰や煽りを取り入れて場面に動きをつけたりすることで、読者の視線を誘導し、より印象的なシーンに仕上げることができます。構図とカメラアングルを意識的に組み合わせることで、物語全体にメリハリが生まれ、読者の目を惹きつけることができます。物語やキャラクターに魅力がある分、絵づくりの部分でその魅力をさらに引き出せると思います。
岡村 キャラのノリの軽さや明るさが読んでいて楽しかったです。ただ10ページを転生前と転生後に分けたことにより、どっちつかずの印象もありました。
丸茂 テキパキとしたボケとツッコミの応酬がいいですね。次は続きが気になる話を読んでみたいです。
片倉 おもしろかったです! ただ「天使とのかけあい」か「家族と同じ異世界に転生」か、どちらかに絞ってほしかったですね。
前田 一ネタで片付けられているんだけど、「16歳になったら思い出す」がキラリと光る面白い設定なのでは、と思いました。