2017年もあと半分! 期待の才能は現れるか!?
櫻井 犬子のデザインがかわいいですね。 タイトルの付け方にセンスを感じますし、作品をうまくまとめる力がある方だと思います!
岡村 とはいえ、しゆが犬子をかくまって通報しないことには相応の理由が必要ではないでしょうか。そこに説得力がないと、この話を作品として成立させるのは難しいと思います。
平林 「ぶっ壊れたキャラ」を前提とするための何かを、冒頭に用意すればよかったのかもしれませんね。
林 むしろ、しゆのほうがサイコパスだった……! とか、もう一捻りできるはず!
太田 これはものすごい奇妙な設定で、そして、残念ながらこの作品は他のメンバーの指摘通りそれを活かしきれていないと思います。この設定で誰か他の人が描いてみたら相当おもしろくなるのではとつい想像したくなるくらい魅力的なので、残念です。
丸茂 やや描き込み過多に感じました。9枚目とか迫力があってとてもお上手だとわかるんですが、もう少し手を抜くところを用意したほうが読みやすくなると思います。
林 これは普通のマンガで描いた方が、おもしろくなる題材なのでは!
櫻井 キャラデザは凝っていて好感が持てますが、結局このマンガのテーマがよくわからなかったです……。
岡村 もともとのこの世界がどういう世界なのかも、わかりにくく感じました。現実と変わらない現代日本なら、この女の子は怪異に対して適応が早すぎると思いますし、驚くポイントがところどころズレている印象でした。
丸茂 岡村さん、今回「もう一捻り」って何度も口にしてましたね。ベタな内容になるほどわかりやすく感情移入を得やすいので、Twitterでの連載には向いていると思うのですが。
岡村 極論を言ってしまえば、「ベタ=わかりやすさ」「特徴=その作品ならではの変わったところ」というのは両方ほしいんですよ。もちろん描き手からしたら「それが簡単にできたら苦労しねーよ!」と思うでしょうが......。でも世の中にはそれこそ数え切れないくらい多くのマンガがあって、その中から選んで読んでもらうには、「内容を読む前に」なんかおもしろそうって思われないといけないんだよね。その作品の短い説明文、もっと言えばタイトルだけで読んでみたいと興味を持ってもらうようにする。そのためにはやっぱり作品の中身に一捻りがないと、説明文もタイトルもおもしろいものは付けられないでしょう。ベタさで共感してもらうためには、まず読んでもらわなきゃいけないですし。その点「ヒメ」の魅力というか迫力は強烈だったので、櫻井さん声がけ頑張って!
櫻井 はい! 頑張ります!! そして本日8月29日(火)から、佐藤二葉先生の30話短期集中連載『うたえ!エーリンナ』がスタートしています! 古代ギリシャの女の子たちが主人公の、かわいい顔した本格歴史マンガです! RT&いいねでの応援、よろしくお願いいたします!
太田 そして9月の新連載は安田剛助さんの『草薙先生は試されている。』! 9月5日からスタートします。安田さんは『じけんじゃけん!』や『私と彼女のお泊まり映画』で注目の新鋭です。最高にせつなくておもしろい百合の世界をお届けいたします!!
岡村 そして、第3回「次にくるマンガ大賞」のWebマンガ部門で『妄想テレパシー』が2位、『サトコとナダ』が4位にランクインしました! 「次にくるマンガ大賞」は純粋にユーザーの投票数で順位が決まる仕組みですので、この結果は多くの読者さんが『妄想テレパシー』と『サトコとナダ』を応援してくれたおかげです。本当にありがとうございます! 特に『妄想テレパシー』はこの新人賞から世に出た作品ですので、喜びもひとしおです。これからも新人賞から皆さんに楽しんでいただける作品を輩出できるよう、頑張ります。
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