作品No.0001 かおる高校職員室 早見薫 他の4コマも読む 太田 職業ものは4コマ界においては鉄板ですが、「教員」は難しいなって思いました。読者は全員、かつてなり現在なりで生徒として教員と日常的に接していた経験があるので、よっぽどいいネタを連発しないと読者の納得感、「知らない世界を知る」という職業もののお得感がだせないんです。この作品はそこが抜けきれていない。 林 私は女性キャラに個性がないのが残念でした。4コマはキャラが命なので、性格・年齢・造形に変化をつけてみてはいかがでしょう。シルエットでキャラが見分けられるとぐっと完成度が上がります! 今井 僕は「女の先生」のあるあるネタはおもしろいと思いました。現役あるいは経験者しか知らない、トリビア感があります。ただ、キャラの関係性の説明が圧倒的に不足しているなと......。例えば猪熊先生がどれだけ怖い人なのか説明がないので、「猪熊先生をパシリに......」のオチに共感することができません。 石川 この10本だけで、主要キャラクターになりそうな先生が7人もいるんですよね。様々な立場の先生を描くにしても、メリハリをつけて主人公格を決めたほうが作品に入っていきやすいと思います。
太田 職業ものは4コマ界においては鉄板ですが、「教員」は難しいなって思いました。読者は全員、かつてなり現在なりで生徒として教員と日常的に接していた経験があるので、よっぽどいいネタを連発しないと読者の納得感、「知らない世界を知る」という職業もののお得感がだせないんです。この作品はそこが抜けきれていない。
林 私は女性キャラに個性がないのが残念でした。4コマはキャラが命なので、性格・年齢・造形に変化をつけてみてはいかがでしょう。シルエットでキャラが見分けられるとぐっと完成度が上がります!
今井 僕は「女の先生」のあるあるネタはおもしろいと思いました。現役あるいは経験者しか知らない、トリビア感があります。ただ、キャラの関係性の説明が圧倒的に不足しているなと......。例えば猪熊先生がどれだけ怖い人なのか説明がないので、「猪熊先生をパシリに......」のオチに共感することができません。
石川 この10本だけで、主要キャラクターになりそうな先生が7人もいるんですよね。様々な立場の先生を描くにしても、メリハリをつけて主人公格を決めたほうが作品に入っていきやすいと思います。