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テーマ 熱烈「リメイク」歓迎

レギュラーセレクター 曜日

うーん、書きづらい。僕ってリメイク志向はほとんどないんだなあ…。過去の作品は過去の作品として楽しんで、新しく作るんだったら新しいものをやりたいし、応援してみたい。でも、例外はいくつかあって、以下に挙げるものはそんな数少ない「例外」の作品。

月姫佐々木少年/TYPE-MOON

あの胸のときめきを、もう一度。奈須きのこと武内崇の手によって作られた伝説的同人ゲーム、『月姫』に対してそう思っている古参のユーザーは多いはずだ。そして、今やもっともっと数多くの新参ユーザーが、「『月姫』を新しく知りたい!」と願っているはずだ。よろしくお願いします、TYPE-MOONさん。でも、これはまずありえない話だけれど、もう一度だけ、奈須さんと武内さんに半年、6畳一間に“あのころ”と同じようにこもりきって、たった二人きりでリメイクを果たしてほしい気も……している。

ゲーム飯野賢治

飯野賢治さんの半生記。発表した当時、まだ27歳なのに「自伝」、っていうのが最高にカッコいい。この本は、ものづくりに関わっている人ならば、今すぐに読んでほしい。きっと気持ちが奮い立つはず(ちなみに、僕が構成をしています)。飯野さんとは、いつかリメイクというか、続編をやろうぜ! と誓い合っていて、タイトルだけは決まっているんだよね。そう、それは『ゲーム・オーバー』。『ゲーム』をしのぐ傑作に、必ずなるはず。どうかお楽しみに!

Red Guitar and the Truthブランキー・ジェット・シティ

大好きなロックバンド、『ブランキー・ジェットシティ』のファーストアルバム。なぜリメイクが必要か? それは、このアルバムにはプロデュースをバンド自らが務めた別マスターが存在するという事実が存在しているから。メンバーのインタビューによると、そちらの別マスターのほうが荒削りだけど、ブランキーらしい仕上がりになっているとか! 絶対、死ぬまでに聴きたい!!

太田克史さん

72年生まれ。編集者。95年講談社入社。03年に闘うイラストーリー・ノベルスマガジン『ファウスト』を創刊。舞城王太郎、佐藤友哉、西尾維新らをデビュー当時から担当する。10年、未来の出版社を目指し星海社を設立。代表取締役副社長に就任する。

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