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テーマ 一生に一度は行ってみたい国と地域の「ガイドブック」

過去のレギュラーセレクター

僕は、自分で計画を立てて旅行をした事が一度もありません。そういうのが本当に苦手です。海外も、アニメのコンベンションで招かれた時以外、ほぼ行った事がありません。自発的に行ったのは、2004年にフィンランドとドイツで立て続けにコンベンションに招かれた時、帰国するのが面倒でフィンランドからフランスに飛び、ツール・ド・フランスを観戦してドイツに行った時と、2008年にイギリスに行ったくらいです。どちらもつくりたい物語のための取材でしたが、なかなか書く時間がつくれずにいます。まずい。

イタリア

展覧会を開いてもらったりもしているのに、未だに一度も行った事がありません。ワインも食べ物も美味しいと有名だし、遺跡もあるし、自転車レースもあるし、好きな要素満載なのですが。どうでもいい事ですが、子供の頃、オーストリアはオーストラリアの誤表記だと思いこんでいて、別々の国だと知って衝撃を受けたのですが、それとは逆に、30歳過ぎるまで、イタリアの近くにイタリーという小さな国があると思いこんでいました。イタリーも、ちょっとおしゃれな感じで(僕の空想の中では)、一度行ってみたい国だったのですが……。

セントキルダ島

イギリス、スコットランドの離れ小島。正確には群島です。今つくっている物語の舞台(正確には、近未来にセントキルダ島の近くに人工島群がつくられ、そのひとつが舞台になるのですが)なので。ただ、世界の果て、といった感じの荒涼とした場所で、行っても何もする事がなさそうですが………。

ゴスラー/ランメルスベルグ鉱山

これまた書きかけの物語の舞台のひとつ。同人誌でやっている『isolated city』という物語の舞台になる街です。作中では街の名前は変えてしまっていますが。僕の場合、実在の街を舞台にしようとすると、間違いがないか資料と首っ引きになり、逆に資料に振り回されて面白いアイデアを思いついても資料と違うから使えない、などという事になり、本末転倒なので、調べるだけ調べて、それを元に架空の街を設定するようになりました。

マチュ・ピチュ

何か世界遺産が並んでしまいましたが、一度見ておきたいです。ただ、古い遺跡や自然などは、観光地化して損なわれてしまう部分もあるので、安易に行きたい、見たい、と言っていいものなのかどうか迷う部分もあります。ガラパゴス諸島なども、携帯ショップなどが建ち並び、環境破壊が進んでいると聞きますし……。

安倍吉俊さん

71年生まれ。漫画家。イラストレーター。東京芸術大学修士課程修了。代表作に『灰羽連盟』『ニアアンダーセブン』『リューシカ・リューシカ』などがある。自他共に認めるデジタルガジェットマニアだが、初期不良を引き当てる特異体質の持ち主でもある。

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