2011年10月 小高和剛さん
僕は電車で小学生とか中学生同士が楽しそうに笑い話をしている場面に出くわすと、決まって暴れ出したくなります。かつての自分の笑いのセンスをまざまざと見せ付けられているようで、極度に恥ずかしくなってしまうのです。そんな僕にとって「笑ってしまった作品」を語るなんて、自分の弱点を晒すに等しい行為です。どんな作品で泣こうが「心の優しい人だ」で済むだけですけど、笑いに関しては「は? あんなので笑えるの?」と、バカにされる危険性がある訳で…それでもあえて語る理由は、服従する犬のようにまず弱点を晒す事で、仲良くなりたいからなのです。初めまして、小高和剛です。