弟や妹はかわいいけど、でも、じぶんもあとにうまれたかったな〜って、思うときないですか（ω）
ぼくは恥ずかしいけど、ちょっとあるかも（ω）

先にうまれて、先にいろいろできるようになるから、
しっかりしてるねってほめられるし
そんなじぶんも好き（ω）
でも、ちょっぴり、なんかなんかね（ω）

そんなぼくたちの気持ちとおなし、びみょうな気持ちを
赤ちゃんがうまれたおうちのねこが、つぶやいています（ω）

なみだ出てきちゃう（ω）ぬっ

でもね、あのね（ω）ないしょですよ（ω）
ちょっぴりさみしい夜は、この本おいておくといいですよ（ω）
さりげなくおくんですよ（ω）
そしたらなんかね、ままが、ほねがおれるくらい、だきしめてくれますよ（ω）ウフフ

「いいよ かしてあげる わたしもう おおきいから １人でなんでもできるから
そとはあかるいし
かぜもいいきもち
だけど だけどさ わたし まってるから あとでで いいから
ときどき わたしも だっこして
すこしで いいから だっこして（ω）」

この本に出てくる、ぼさぼさのぼさねこがちょうちょうかっこいいです（ω）

おしゃれ大好きなおしゃれねこが、ぼさねこに好かれたくていっしょうけんめいおしゃれをするんけど、ぼさねこはぜんぜんふりむいてくれなくて（ω）
おしゃれねこはふりむいてほしくて、気にしてほしくて、おしゃれねこがどこにいるかわかんないくらいきかざって（ω）でも、ぼさねこはいつも、よっ（ω）て、いうだけ（ω）

でも、ある日
ぼさねこがいきなしおしゃれねこをさそってきて（ω）「きみに見せたいものがあるんだ」

はああああああ（ω）この先は書いちゃったらもったいないから、ないしょです（ω）
とにかく読んで、ほいでキュンキュンしてください（ω）
ぼくは、まだ好きな男子がいないけど、いつかぼさねこみたいな、すてきな男子にであいたいです（ω）キャー

小さいころ、ままが買ってくれた本です（ω）
でも、ままは、いつも最後のページまで読んでくれませんでした（ω）

ぼくは絵がかわいくて好きだったので、何度も、読んで読んでっていったけど、ままは、この本は読みたくないからごめんね（ω）と、いいました（ω）
途中までは読んでくれたこともあるけど、でも、やっぱり、途中まででした（ω）

だからぼくは、何でままがこの本を読んでくれないのか分からないまま
この本を長い間、本だなにしまっていました（ω）

１０歳になったいま読んで、少しだけ
そのときのままの気持ちがわかる気がする（ω）

ある日おかあさんねこが目を覚ますと、こねこたちがいない（ω）
大きくなって、もらわれていったから（ω）
おかあさんねこが泣いて泣いて、こねこをさがしていたら
こねこたちから電話がかかってきて、元気だよ（ω）しっかりやってるよ（ω）がんばってるよ（ω）
もしもし、おかあさん（ω）

おかあさんねこはこねこたちと話して、電話をおいて、ひとりまるくなります（ω）
でもね、それは夢なんです（ω）
ねこは電話かけられないから、ほんとうは電話ないんです（ω）
おかあさんねこの幸せな夢（ω）
きっとどこかで、りっぱに暮らしていますようにって（ω）

まま、ごめんね（ω）まま、ぼくが大きくなって家を出ても
ぼくは毎日でんわするから（ω）
ままに会いに、いっぱい、家にかえるからね（ω）

もしもし おかあさん（ω）
って、いっぱいいうからね（ω）

表紙の、「ひとりぼっちのこねこ」の、「の」の字だけが赤字です（ω）何かににていると思った人（ω）は〜い（ω）ウフフ

だからというわけじゃないけど、絵本なのに、こんなにかわいい絵なのに、何のすくいもありません（ω）
ただ、ただ、こねこがかわいそうな本です（ω）

すてられたこねこがおかあさんを探して泣いて、
いろんな人間にであって、幸せになれるかもってよろこんで、またすてられて、

さいごまでそんな感じ（ω）

だけど、かわいそうだけど、たぶんほとんどのこねこがこういう風に、いまも泣いていると思います（ω）

ちゅうとはんぱなやさしさは、はんたいに、ざんこくなのか（ω） さいごまでめんどう見られないなら、やさしくしないほうがいいのかそのときそのときこねこが救われるなら、できるはんいでやさしくしたほうがいいのか（ω）
なんか、すごく、考えてしまいます（ω）

去年、ぼくんちの一番古いねこのミラちゃんが死にました（ω）
ぼくはそれまで、死というものを見たことがなかった（ω） やわらかくて、ふわふわだったミラちゃんがつめたく、カチカチで、へんな死のにおいの塊になっていくのを見て、とてもこわくて悲しかった（ω）
それから、じぶんも、ぱぱもままも弟も、いつか死ぬんだと思って、こわくてこわくてたまらなくなった（ω）
今もこわい（ω）つらい（ω）おそろしい（ω）死にたくない（ω）

それで、この本を買いました（ω）
宇宙のかけら（ω） ぼくたちはみんな宇宙のかけら（ω）
いのちのもと、宇宙がどうやってできたか、
宇宙って何なのか、ビッグバンやブラックホール、ビッグリップ、そして宇宙の死（ω）
もうすぐ死ぬ、ねこのカロアに飼い主がやさしく話してくれます（ω）

いのちは宇宙のかけら（ω）

そんな言葉で消えるほど、死ぬこわさは甘くないけど、でもこの本を読むと、
宇宙からキラキラひかる、たくさんのいのちのかけらをながめているような気がして（ω）
なんか知らないけどちょっとだけ、ほわんとなれます（ω）

むつかしい話ばかりなのに、なんか、ふしぎに心が落ち着くし、宇宙にもくわしくなるからぜひ読んでみてください（ω）

死にふるえてるとき、だいじょうぶだよ（ω）きっと、ただどこにもなんにもなくなってしまうことじゃない（ω）もといた宇宙にもどるだけなんだよって、やさしい声がきこえてくるみたいな（ω）