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テーマ ザ・マニアック! 「コレ」を持っているのは自分だけ!?

過去のレギュラーセレクター

西島にはたったひとつの例外を除いて収集癖はなく、「コレ」と自慢できる物は特に思い当たりません。アクセサリーも時計もつけないし、車もバイクも興味ないし。だいたい数いるマンガ家の中からこの場に西島を呼んでくれる編集部こそがマニアックすぎる気がしますが、今はマンガ家として生きている西島の知られざるザ・マニアックな仕事を紹介したいと思います。

RE:EV

レビュアー騎士団の団長であり講談社BOX企画「西島大介のひらめき☆マンガ学校」で西島とともに講師を務める「さやわか」さんが責任編集・発行した「エヴァ破」批評同人誌。マニアックというか個人的過ぎて誰もついてこない内容の文章を、西島も寄せています。予定されていた商業誌での「エヴァ破」特集が事情により出なくなり、宙に浮いた企画を拾って作られた批評誌。瞬殺で売り切れた幻の同人誌です。

巨人のドシン解放戦線チビッコチッコ大集合

まずNintendo 64DDという対応ハードがマニアック。さらに「巨人のドシン」というDDソフトがマニアックな上、その追加ディスクとして発売された「巨人のドシン解放戦線チビッコチッコ大集合」はマニアック中のマニアックとしか言いようのない光の届かない深い場所にあるカルトゲーム。西島はゲーム内映画のディレクション以下全てを担当し、手描き、CG、粘土アニメを駆使してゲームムービーを制作しました。(Amazonは『巨人のドシン1公式ファンブック』です)

新現実vol.1

プロフィールで「2004年に『凹村戦争』でデビュー」となっていますが、あれは厳密にはウソでそれ以前にもいくつか作品を発表しています。なかでもこの「新現実vol.1」に発表した「サーフィン・オン・サインウェーブ」という16ページの短編は西島が初めてマンガを描けたと実感できた作品。これを踏まえて「凹村戦争」を出すことになりました。発表してない短編はこの他にもたくさん埋もれてますので、マニアックな読者さんは探してみてね。

世界の終わりMIXDJまほうつかい

知る人ぞ知る西島の音楽活動名義が「DJまほうつかい」です。相対性理論のイベント実践IIIに呼ばれたり、ジャズの聖地新宿PITINNに出演したり、まともな音楽活動に見えるかもしれませんが、ターンテーブルもろくに操れない演奏家以下のプロジェクト。最新のプロジェクトはなぜかX JAPANのコピーバンドです。Commune Discからリリースされたファースト・アルバムは完売。昨年再発盤もリリースされました。

Selected Ambient Works Vol.IIAphex Twin

まだマンガ家になりたての頃、サイン本を描きに担当編集さんと書店まわりしたときに「西島さんなら持ってるかもしれませんけど…」といって書店員さんからいただいたAphex Twin「Selected Ambient Works Vol.II」プロモ盤CD。内容はリチャードの肉声&曲のダイジェスト。Aphex Twinがまさかのプロモーション・トークしてます。突然のマニアック過ぎる非売品プレゼントに大喜び。書店員さんありがとう。大事にしてます。

西島大介さん

74年生まれ。漫画家。イラストレータ。映像作家。2004年に『凹村戦争』で漫画家として衝撃的なデビューを果たす。現在は月刊IKKIにて『ディエンビエンフー』を連載中。他、講談社BOXでさやわかと共に「西島大介のひらめき☆マンガ学校」を開校し、未来の漫画家を輩出している。

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