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カテゴリ: 渋谷/道玄坂で新聞を配る小説家・小柳粒男 二十四歳の地図

新聞配達

いつかあなた方が気付くその日が来るまで

配達の人らと話していると、アニメや漫画の話になることが多い。三月に辞めてしまった人なんかは、一時期『Fate/Zero』の話をしていたし、会話のなかに「星海社文庫」という単語が出てきたりもしていた。

その辞めてしまった人の部屋には、漫画やゲーム機本体が大量にあり、いくつかあったダンボール箱の中には大量の文庫本に混ざって『パンドラ』という名の雑誌があったりした。ちょっとペラパラめくると、「小柳粒男」「くうそうノンフィク日和」なんて単語があったりする雑誌だ。

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