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岡村 悪魔がめっちゃキャラが濃くて良い奴ですね。「正義中毒者」というセリフもなるほどと思いました。人間のキャラがかなりネガティブで重い印象なので、ネガティブなりの笑えるところやおもしろさを表す必要があると思います。

丸茂 天使―悪魔のイメージを逆転してみせるのは風刺っぽい含みもあり光っていると思います。ただストーリーマンガを４コマで描いている印象で、もっと細かくオチがほしかったですね。

石川 「オネエ彼氏もの」の変奏的な作品ですね。母親が殺されてるという重い設定に対して全体的なテンションは軽快で、そこはプラスにもマイナスにもなるのかなと。現状、ややちぐはぐな印象を受けました。

片倉 悪魔が善キャラなだけで、正義の天使が悪いキャラに見えてくるのが不思議ですね……この設定、面白かったです！　ただ、天使と悪魔が逆転しているギャップを描くのか、主人公と悪魔のやりとりを描くのか、物語の焦点が散漫になっているきらいは否めません。作品を通じて読者にどういうおもしろさを見せたいか、を意識するともっと良い作品が描けると思います。