小学生の頃　図書委員になって
ずっと好きだったこの絵本をひたすら借りて読んでいました
動物たちのおうちを作る建築家のねずみのエロイーズさんのおはなし。
この本が好きで好きで小学校を卒業してもたまに図書室に行っては
この本を探したりもしました。本が入ってた棚の場所も覚えています。
絵のすみずみにちりばめられた遊び心は何度見ても楽しいもので
そんな風に何度でも見たいと思うような絵が描けたらなと
あの時図書室で思っていたのです。エロイーズさんは日本好きっぽいところも好き
いつかの自分が何度でも夢中になるような絵が描けたらいいなぁ

白と黒　スクリーントーンの美しさに何度見てもうっとりする
表紙のすべすべの手触りと装丁も好きです
夜中のガリ版　夜明けの温かい牛乳　空飛ぶ円盤！
パスタの切れ端を両の手のフォークでもってごろごろしたい
とろろにお醤油つけて皮ごと齧りたい
いいなぁというエピソードがいくつもある一冊です
無駄なものがなにもない画面って美しいです

夜から朝にかけて絵を描いていることが多いのですが
そんな時のおともに一番流れているのがこの映画です
かっこいいお婆ちゃん達とでたらめに口ずさんでしまう歌
うーんもっと自由に描いていいなぁと思うようになります
だいたい四回半くらいループして朝を迎えます
最後のシーンを見るとしずかな気持ちになります
新作のイリュージョニストも早く作業のおともにしたいです

あっ　今描きたい！　と思った時にイヤホンから流れていた曲を再度聴くと
その時吹いていた風とか雨のにおい、絵を描いていた時の気持ちを思い出します
雨の降る季節に星猫のデザインしていた時はこのアルバムと一緒でした
公園のベンチに座りながら池を眺めつつ持っていたノートに
夕暮れ時までラフデザインを何匹も描き続けました
あ　この子だなぁと思った時にはあたりはすっかり真っ暗だったのを覚えています
星猫は自分でも好きなデザインなので、今このアルバムを聞くと
デザインした時の嬉しさを思い出せます

線画を描きおわり、色を塗るときによく見たくなるのがジブリ作品です
魔女の宅急便はもういちばん好きです。
あ　キキが…頑張っている　自分もいつのまにか応援している。
たぶん絵描きの子が出るから好きというのもあるし
黒猫のジジがかわいくてしかたないというのもある
ウルスラ（絵描きの子）の暮らし方に憧れました。落ち込んでいる時、自分のそばにああいう友達がいてくれたらなと思いました。