編集部ブログ夜の最前線

2010年10月 4日 18:59

風邪とのど飴と『星海大戦』第二回

現在『ひぐらしのなく頃に』の舞台、雛見沢村のモデルになったことでおなじみの白川郷へ、緑萌さん(@seikaisha_moegi)、深津さん(@fladdict)、KEIYAさん(@paradoxnote)が取材に行っております。寒そうだなぁ……。緑萌隊長頑張ってください(`・ω・´)ゞ 明日の昼の最前線で鉈とか出てこないかちょっとだけ期待しています。

というわけで風邪です。さっぱり治りません。体の調子はさして悪くないのですが、とにかく咳が止まらない止まらない。ついに社長(@mikinosuke0924)まで喉の調子を訴え始めており、編集部に風邪が蔓延しております。

止まらない咳と格闘していたら、我らがオカンこと松原さんよりのど飴が支給されました。結構効いている気がする。……やるなぁのど飴。

さて、先週末より『最前線』初の定期更新として、『星海大戦』第二回が公開されましたが皆さんもうご覧になられたでしょうか!?

早くもその天才を明らかにするクラウディオと、そのライバルのルメルシェが丁寧に描かれている第二回。早速いくつかのシーンを抜粋してきました!

本文40段落目より。

これは、通常のレーダーが用をなさなくなった時代にあっては欠かせない能力である。

電磁波を用いる通常のレーダーは、この時代、副次的な役割しか果たさない。電磁波は当然光速の壁を超えることができないため、航宙艦の速度が増した時代にあっては、タイムラグが大きすぎて役に立たないのである。

航宙艦の戦闘時における瞬間的な最高速度は、光速の5パーセントに達する。遭遇戦での平均的な交戦距離は50万キロほどだが、この距離を光が往復するのにかかる時間は3秒あまりであり、そのあいだに航宙艦は5万キロほども移動可能なのである。これでは、位置情報として役に立たない。現実的には艦の強度の問題もあるためここまで極端な機動は行われないが、それにしても3秒というのは、こと宇宙空間の戦闘のなかでは長すぎるといっていい時間なのだ。おまけにノウアスフィアによって慣性の法則が無効化されているため、敵の未来位置の予測も困難である。

規模がでかい……(;´Д`) 地球から月までの距離が約38万kmなのですが、さらに12万kmほど離れた距離が交戦宙域なのだと考えると恐るべき距離感です。

一方、クラウディオとルメルシェの対立(?)が描かれる、本文127段落目のこのシーン。

ルメルシェの個人的な醜聞(しゅうぶん)を入手しようと宿舎の私室に忍び込んだり、体技訓練の際に制服を隠したり、模擬戦での対戦中にシミュレータそのものに侵入してプログラムを書き換えようとしたりした。

一見冷静なルメルシェだったが、売られた喧嘩(けんか)は徹底して買うタイプの人間だった。クラウディオの食事に大量の香辛料を入れたり、私室に侵入してベッドを水浸しにしたり、講義テキストを幕僚本部の高級教育課程のものと入れ替えたりした。

とほうもなく低次元の争いだったが、クラウディオにとっては負けられない戦いだった。

小せえええ(;`Д´)

というわけで少しずつ熱を帯びてきた『星海大戦』第二回。是非お楽しみください! 感想はtwitterのハッシュタグ#seikaitaisenまで!!