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カテゴリ: 編集部より

編集部ブログ

ブルーのソファ

 僕の人生は福岡ソフトバンクホークスの勝敗に左右されている。月曜をのぞくすべての日、僕はテレビの前にすわり、「鷹の祭典」のレプリカユニフォームを着て、心からソフトバンクホークスを応援している。勿論七回裏で流れる応援歌も毎回歌う。

 その日は二位、日本ハムファイターズとの大事な試合だった。すでにもう二連敗している。工藤公康監督は一カード三連戦のうち二勝する、というのをモットーにしている。常に六割の成績をとる。そうすれば必ず優勝する。それなのに、おとといも昨日も負けた。今日負ければ、今季初めての三連敗だ。

 そしてその瞬間がおとずれようとしていた。9回裏ツーアウト、ランナーなし。ストライクの赤いランプは二つ灯っている。ピッチャーが最後の球を投げ、そのままキャッチャーのミットにすいこまれる時、僕はリモコンのスィッチをオフにした。ソフトバンクホークス以外のヒロインなんかみたくない。(ソフトバンクホークス公式Twitterではヒーローインタビューを略してヒロインという。僕は公式Twitterもまめにチェックしているのだ)

 心が痛い。本当に胸がきりきりと痛いのだ。

【展示及び販売作品、確定!】画展『藤島康介デビュー30周年記念自選画展 僕と彼女と乗り物と。』、9月27日(火)開幕!

画展『藤島康介デビュー30周年記念自選画展 僕と彼女と乗り物と。』、開催目前!

 

お待たせ致しました!

展示及び販売額装プリマグラフィ、ポストカードセット、タペストリー、そして画集購入特典イラストカード、確定ラインナップをお届けします! このブログをぜひブックマークして頂き、じっくりご検討くださいませ。



画展『藤島康介デビュー30周年記念自選画展 僕と彼女と乗り物と。』

開催時期:2016年9月27日(火)~10月4日(火)11:00〜20:00 *最終日のみ18:00まで

会場:The Artcomplex Center of Tokyo(アートコンプレックスセンター)

〒160-0015 東京都新宿区大京町12-9

電話:03-3341-3253

主催:株式会社 星海社

問い合わせ先:株式会社 星海社 宣伝担当・築地(電話:03-6902-1730)

 

【額装プリマグラフィ】

*画像をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。

*展示するすべてのプリマグラフィは、展示の額装も含めたそのままの形にて、各作品数量限定にてご注文を受け付け致します。

*決済につきましては、現金及びクレジットカードでのご購入が可能です。

 

作品ひとつひとつに付いているタイトル。名付け親は、藤島先生ご自身です! 作品それぞれの世界観に思いを馳せながら、じっくりご鑑賞ください。

 

【タペストリー】

*画像をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。

*会場に実物サンプルを展示致します。

*数量に限定はございません。ご注文頂いた方すべての方がご購入可能です。

 

メインビジュアルの描き下ろしベルダンディーも、縦1030mm x横728mmという迫力のサイズで登場! ぜひ会場で実物をご覧下さい!

 

【ポストカードセット】

*10枚入りポストカードセット

*¥1,500(税別)/数量限定につき、無くなり次第販売終了となります。

 

きらびやかなシルバーの封筒に入った特製ポストカードセット! 画展会場での限定販売につき、お買い逃しなく!

 

【画集『藤島康介デビュー30周年記念自選画集 僕と彼女と乗り物と。』】

星海社PIECE『藤島康介デビュー30周年記念自選画集 僕と彼女と乗り物と。』

著者:藤島康介

定価:4200円(税別)

ISBN:978-4-06-220259-6

 

会場で画集をご購入頂いたみなさまに、もれなく特製イラストカードをその場でプレゼント!!

画集も数量に限りがありますので、お早めにご来場くださいませ!

 

さて、画展開幕に向けて、いよいよ準備も佳境です!

会場となるThe Artcomplex Center of Tokyo(アートコンプレックスセンター)は、洋館のような品のある佇まいのギャラリー。館内でもっとも広いホールでの開催となる、画展『藤島康介デビュー30周年記念自選画展 僕と彼女と乗り物と。』。

どうぞ、ゆったりとご堪能ください。

 

それでは、スタッフ一同、みなさまのご来廊お待ちしております。 

 

亡き王女のためのパヴァーヌ

 僕が出逢ったのは、王女さまだった。

 長い髪をさらりと揺らし、瑞々しい手足の、ジーンズをはいた、小さな姫君。

 空は薄曇り。歩行者天国の広い通り道で、君は迷子になって途方に暮れている。微かな呼吸の音に僕が振り向くと、君は長い手足を不器用にのばし、僕に向かって微笑んだ。

「君は誰?」

 僕の問いに君はりすのような白い歯をみせる。

「私は王女なの」

新海誠監督と『きみを守るためにぼくは夢をみる』。

新海誠監督の最新作『君の名は。』

映画動員ランキングで3週連続1位を記録。この勢いだと動員500万人突破はおそらく時間の問題でしょう。

 

そんな新海誠さんが装画を担当した、白倉由美さんの『きみを守るためにぼくは夢をみる』という作品をご存じでしょうか?

 

装画でも一目で「新海さんの作品だ!」と分かりますね。

ワンショットから物語が溢れ出す、この作家性!

最小限の情報量で、感情を最大限に引き出す構成力! いつ見ても新海さんのイラストは美しいです……うっとり。

 

新海さんの絵(アニメーションを含む)は自然や原風景といった非都会的なものがモチーフになることが多いと思うのですが、私はそこに何故か懐かしさや切なさをいつも感じてしまいます。

田舎に住んだ経験なんてないはずなのに何故かほっこりしてしまう、『となりのトトロ』的ノスタルジーに、「後悔」とか「黒歴史」とか、痛みがないまぜにされる感じ……が堪らなく好きなのです。

 

『きみを守るためにぼくは夢をみる』は、一夜にして7年の歳月が流れてしまった男の子の、切ない恋物語です。

純粋な10歳の主人公と、幼なじみの17歳のヒロイン。2人の思いが深ければ深いほど、時間の壁が残酷に突き刺さるのです。

そのやるせなさが、切ないを通り越して痛い。でもずっと2人を見守っていたくなる……読めば心が洗濯されるような優しいお話です。

新海さんの挿絵も魅力たっぷりで、神話級に物語とシンクロしているので必見です!

 

現在『最前線』で連載中のショートショート「白倉由美の「死ぬ話」とはまた違った魅力が魅力が詰まっているので、秋の夜長のお供に『きみを守るためにぼくは夢をみる』を加えてみるのはいかがでしょうか?



本文はここまでです。