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店に置いてある薬味をすべて試してみようとしてしまう……。どもども、森田です。さて、怖い話ということですが、シーズンとしてはちょっとずれてますよね。あ、これは普通の一般名詞のシーズンです。ペンネームの問題から、季節という言葉を普通に使う場合はシーズンという語で代用していたのですが、仁木英之さんがシーズンという呼び方を一部で定着させたせいで、こっちも使いづらくなってきて、地味に困ってます。全然怖い話と関係ないな……、では、本編行きましょう。

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今回のテーマは怖い話? や、やめてよ……。今は夜中の3時で、家は当然静まりかえり、佐藤は1人、ちまちまと書斎でこの文章を書いています。こうなったら白状するけど、怖い話、すんごい苦手なの。よーし。怖いからtwitterいじりながら原稿を書くぞ(笑)。なう(笑)。ぎゃ〜〜フォロワーさんのアイコンに、めっちゃ怖いのあった! うー気分転換に音楽でも聞こう……ぎゃああーまちがって『エクソシスト』のサントラかけちゃったあああ! え? 青くない方だよ!

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怖い…って、色々な定義があると思うのですが、まずは直球で、わたしの好みの「怖い話」です。怖い、に好みがあるの? とお思いの方もいらっしゃいますでしょうが、あります。わたしはある一定の「怖さ」が好きです。「怖くて良い〜〜」ってつい言ってしまう。人生が林檎だとしたら、毒のない林檎は甘いだけだもん。

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“怖い”というのは世界の枠組みの境界線が揺らぐ感覚です。一人ひとりの心の中にある世界の枠組み、それがグラリと揺らぐ。枠組みの外側の闇の向こうにも世界が底なしに拡がって在るんだという予感。“怖い”。不快でストレスフルな感覚のはずなのに、その予感の中には、“甘い悦び”が、必ず滲んでいます。それが、人間の心というものの特質です。“怖い”は最も根源的な人間の心の悦びです。


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