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子供の頃、テレビドラマをほぼ一本も観ず、映画もそれほど観ていないので、「懐かしのアレをリメイク……」というのは、意外と思いつきませんでした。代わりに、というわけでもないですが、ゲームは「アレを今の技術で……」というタイトルが次から次へと浮かんできます。まあ、ゲームの方がハードの進歩が速くリメイクが一般的なので、当たり前ではあるのですが、それを差し引いても、自分の子供時代に大きな影響を与えたのは漫画やアニメや映画よりゲームだったのかな、と言う気がしてきました。

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「世の中には二種類の人間がいる。リメイクを歓迎する人間と、しない人間だ」という言葉が、佐藤友哉先生の名言の一つなのはみなさんご存知の通りですけれども、それだけリメイクという作業には期待と、それより少しだけ多い不安がつきまとっています。「どーせオリジナルを超えられないって。だって、傑作で評判が良かったからリメイクすんだろ? 傑作を超えることは原理的に不可能」という大きな声が響く中でなお、果敢にリメイクに挑んだ作品を挙げます。

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うーん、書きづらい。僕ってリメイク志向はほとんどないんだなあ…。過去の作品は過去の作品として楽しんで、新しく作るんだったら新しいものをやりたいし、応援してみたい。でも、例外はいくつかあって、以下に挙げるものはそんな数少ない「例外」の作品。

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もう一度見たいあれやこれはたくさんあるのだけど…リメイクって、難しい。リメイクは、するのも難しいけれど、されるもの、はその作用に耐えられるだけの核がどっしりあるものなんだと思います。それを探すのも難しいです。だけど、せっかくだから、今、今もう一度してほしい! もちろんわたしが見たいもの…でも、あの頃学生だったわたしが見た色々。今の学生さんにも見てもらえたら、おんなじように、楽しんでもらえるかもな。そんなふうに思うものです。

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例えばいくつものディレクターズ・カットが存在する『ブレードランナー』や、リマスターを繰り返す名盤たち。リメイクというのはハマると抜け出せない永遠の編集作業のような気がします。作り手にかかる呪い? 西島もできるだけその罠にハマらないように心がけてますが、そういえば連載の単行本化のときにはかなり手を入れてるし、『ディエンビエンフー』なんて作品まるごとリメイクでは……? はい、完全に呪われてます。


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