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テーマ いつまでも「ポチる」か悩んでる

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買うべきか否か悩む過程も「買い物」です。わたし、歩いて買い物するのが好きなので、あまりアマゾンで「ポチる」方ではないのですが〆切前はそーも言ってられない。家に居ながらにしてなんでも手に入るって便利よね。便利だけに…怖いのよ! ポチるのを悩むってことは、そこにちょっぴり、理由があるってことなんだろうか? ようするに、アマゾンで衝動買い。そこにストップをかけたいわたし。書きながら、考えてみましょう。

ダマスク ローズウォーターブルガリアローズジャパン

数年前、担当氏がイタリアに旅行に行った際、お土産で上等なローズウォーターを下さいました。ふたを開けるとふわっと薔薇のかおり。漫画なら背景に点描が飛んでたと思います。さらさらでべたべたしなくて潤おうのがきもちよくて、以来お気に入り。ちょこっとずつ使ってましたが、ついに今年に入って、使い切ってしまいました。……でもやはり、忘れられず。〆切前、ぼろぼろの肌で、外にも出られずそんなとき、つい検索しちゃったのでした。いただいたものとはだいぶ違う? いーのいーの。今回のテーマは、「いつまでも「ポチる」か悩んでる」でしたっけ?…あーすみません。悩んだ末に、わたしはいま、ポチってしまいました。おすすめです。

漂海民バジャウの物語―人類学者が暮らしたフィリピン・スールー諸島ハリー・アルロ ニモ

海で暮らすひとがいるらしい。と、そんなことを調べていて行き当たった本。どうやら漂海民、とヒトはよぶらしい。わたしは海にも山にも縁のない土地で育ったので、そういった世界に憧れています。海にただいまを言う生活。その憧れは、大きくなり、今はいつか海の漫画を描きたくてうずうずしているところです。もうすぐ、この本を読む日がくるなと感じます。

スノードーム自作キットスノードーム・ネット

わたしは、ずっと悩んでいました。…何を? それは、その、「スノードームを買ってしまう事」を、です。だって、ひとつ買えばきっとわたしは集めてしまうからです。そうして家の中に使えないモノが溢れるのを今まで経験してきているので、(集めるものって「使えないモノ」なところが美徳なんだもん)これ以上…と思ったのですが。そこで! 良い案をおもいつきました。それが「旅行先限定でひとつ、スノードームを買って良い」という自分ルールです。わたしは旅行を頻繁にしないため、嫌でも、溢れるほどのそれを集める事が出来ません。これはイイ!…というわけで、ただ今我が家には先日行ったロンドンと、その際に経由したタイのスノードームがふたつ。ただ、どうしてもあとひとつ…増やしたい…。そりゃ、わたしの心の旅の、スノードーム。自作でネ。

釣巻 和さん

87年生まれ。漫画家。代表作に『童話迷宮』『くおんの森』『水面座高校文化祭』などがある。2010年11月に坂本真綾の満月朗読館・第三夜『ベッドタイム・ストーリー』(著・乙一)にイラストを寄せ、その繊細な絵筆によって多くの視聴者を魅了した。

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